この記事で分かること!
・バスケのステップとは何か
・バスケで使われる14種類のステップ
① ランニングステップ
② パワーステップ
③ ユーロステップ
④ ギャロップステップ
⑤ ステップイン
⑥ ステップバック
⑦ ジャブステップ
⑧ スキップステップ
⑨ ターンアラウンド
⑩ ジャンプストップ
⑪ ストライドストップ
⑫ スライドステップ(サイドステップ)
⑬ クロスステップ
⑭ ハーキーステップ(スタッターステップ)
バスケのステップとは
バスケにおけるステップとは、「足運び」や「足捌き」を表し、基本から応用まで様々な動作が当てはまります。
・ゴールに向かって走る直線的な動き
・横方向へと素早く反応するフットワーク
・後方へと下がり相手との距離を作る変化
上記の様に、状況に応じてステップを使い分ける事で、オフェンスとディフェンスの両方でバスケの動きを助けてくれるのです。
今回は、バスケで使われる14種類のステップについて解説していきます。
バスケには沢山のステップの種類があるんだね?
バスケのステップワークを覚える事で、攻守で多彩なフットワークが行える様になるんだぞ!
バスケで使われる14種類のステップ
バスケで使われるステップには、どの様な種類があるのでしょうか。
オフェンスとディフェンスの2つに分けて、各ステップの特徴と動き方を見ていきましょう。
オフェンスで使われるステップ
オフェンスでは、目の前にいるディフェンスとのズレを作る為に、多彩なステップワークが求められていきます。
① ランニングステップ
バスケで最も使われる基本の足運びが「ランニングステップ」になります。
直線的に走る動作が当てはまり、ダッシュやジョギングといった動きがイメージし易いでしょう。
ボールを持ったシュチュエーションでも、ワン・ツーのリズムから放たれる「レイアップシュート(ランニングシュート)」と組み合わせて使われます。
② パワーステップ
「パワーステップ」とは、ボールを持った状態から両足を踏み揃えて着地を行う足運びになります。
ディフェンスとの接触を想定して使われるステップになり、低く強い姿勢を保つ事で安定したバランスを保つ事が可能です。
また、パワーステップの動作から狙うシュート「パワーレイアップ」は、レイアップシュートの応用技術になります。
③ ユーロステップ
左右ジグザグに踏み込んでシュートを狙う技術を「ユーロステップ」と呼びます。
別名で「ジノビリステップ」とも呼ばれ、目の前にいるディフェンスを左右に揺さぶりながらフィニッシュを狙う技術なのです。
1歩目の踏み込みを0歩目とカウントする「ゼロステップ」を活用したテクニックになります。
④ ギャロップステップ
ボールを抱え込んで高く跳躍し、身体を半回転させながらディフェンスを振り払う技術を「ギャロップステップ」と呼びます。
ディフェンスの間を割って入り、シュートチャンスを作り出す事が可能です。
ディフェンスからボールを奪われない為に、力強いステップを踏み込むのがコツになります。
⑤ ステップイン
ゴールに対して片足を1歩踏み込み、よりリング近くでシュートを狙う技術を「ステップイン」と言います。
リングとの距離が近ければ近い程、シュート確率は高くなるのでインサイドプレイヤーには必須の技術になります。
ディフェンスとの間でズレが作られている時、ゴールに向かって力強く踏み込みましょう。
⑥ ステップバック
ドリブルでディフェンスを中まで押し込み、後方に下がってスペースを確保する技術を「ステップバック」と言います。
進行方向とは真逆の方向に身体をコントロールさせる為、強い体幹が求められます。
更に、ステップバックからシュートを狙うとなると、より安定したボディバランスが必要になるでしょう。
上級者であれば、ステップバックからロングシュートを放つ「ステップバックスリー」も狙う事が可能になります。
⑦ ジャブステップ
ボールを持った状態から片足でステップを刻んで、ディフェンスを揺さぶる技術を「ジャブステップ」と呼びます。
ステップを踏んで戻す動作を繰り返す事で、ディフェンスとの間で1対1の駆け引きが行えます。
仮に、ジャブステップからディフェンスが反応する場合はシュートチャンスが生まれ、反応しない場合には、ドライブで抜き去る事が可能なのです。
⑧ スキップステップ
ドリブルの最中にスキップを踏み込んで、動きにキレと緩急を生み出す技術を「スキップステップ」と呼びます。
主に、ガードポジションの選手がボール運びを行う場面で多く使われます。
スキップステップでリズムを変化させて目の前のディフェンスを抜き去るのです。
⑨ ターンアラウンド
ゴールに背を向けた状態で、軸足を基点に身体を半回転させて振り返る事を「ターンアラウンド」と言います。
ただ振り返るのではなく、ディフェンスの守り方を背中で感じながらターンでズレを作ります。
ゴール付近でポストプレーを行うセンターやフォワードのポジションで必須になる技術になるのです。
ターンアラウンドからシュートを狙う技術を「ターンアラウンドジャンパー」と呼びます。
⑩ ジャンプストップ
ボールレシーブの基本動作になり、パスを受ける瞬間に跳躍し、両足で着地する動作を「ジャンプストップ」と呼びます。
ディフェンスとの間でズレを作る為の基本ステップになります。
両足でストップする事で左右どちらの足でも「ピボットフット(軸足)」にする事が可能です。
⑪ ストライドストップ
パスを受ける瞬間に跳躍し、片足ずつ踏み込んで止まる動作を「ストライドストップ」と言います。
ジャンプストップと同様に、オフボールからボールレシーブを行う場面で使われるステップです。
「ワン・ツー」のリズムで踏み込む事で、次への動きを素早くスムーズに行える様になります。
ディフェンスで使われるステップ
ディフェンスで使われるステップは、主にゴールへ向かうオフェンスの動きを止める為のフットワークが多くなります。
⑫ スライドステップ(サイドステップ)
パワースタンスの姿勢から足を交差させずに横方向へと移動するフットワークを「スライドステップ」、又は「サイドステップ」と呼びます。
出した歩幅の分だけ片足を引き寄せ、滑らせる様に真横へ移動します。
重心は上下をさせず、素早い一歩を踏み込む事がポイントになるのです。
⑬ クロスステップ
パワースタンスから両足を交差させ、横移動を行うディフェンスフットワークを「クロスステップ」と呼びます。
足が交差する事でスライドステップよりも、より大きな移動が可能になります。
その反面で、オフェンスの方向転換に対応し難くなるので、スライドステップでは対応出来ない場合にクロスステップを使い分けられる様にしましょう。
⑭ ハーキーステップ(スタッターステップ)
パワースタンスの姿勢を維持して、両足を小刻みに踏み込むフットワークを「ハーキーステップ」と言います。
別名で「スタッターステップ」や「フットファイヤー」とも呼ばれています。
オフェンスとの距離を詰める「クローズアウト」の場面でハーキーステップを使えば、オフェンスの素早い切り返しにも反応が行えます。
状況に応じて正しいステップを行える様にするのだ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
バスケにおいてステップは、試合の様々な場面で使われ必須の技術になります。
常日頃からフットワークトレーニングに励み、実践で素早く力強いステップが行える様になりましょう。
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