この記事で分かること!
・エイトオフェンスとは何か
・エイトオフェンスの動き方
・エイトオフェンスの特徴について
・エイトオフェンスの応用
エイトオフェンスとは
「エイトオフェンス」とは、選手5人がアウトサイドへ広がり、カッティングとスクリーンを駆使して、得点を狙うフォーメーションオフェンスです。
オフェンスの動きが数字の「8」を描くことから「エイト(eight)」の名前が付けられています。
5outから始まる陣形は、機動力のあるチームで活用できる攻撃手法です。
今回は、エイトオフェンスについて詳しく解説していきます。
数字の8から名前の由来が来ているんだね!
エイトオフェンスの動きを確認して、チームに取り入れよう!
エイトオフェンスの動き方
トップでガード(青1)がボールを持ち、ウイングにフォワード(青2、青3)、そして、左右のコーナーにインサイドプレーヤー(青4、青5)を配置させて始動します。
① 青1から左右どちらかのウイング(上図では青2)へパスを送ります。
② 青2からコーナーにいる青5へパスを出します。
③ 青5がパスを受けたのと同時に、青2はゴールに対してカッティングを行います。
カッティングでリターンパスを受けられたら、シュートか1対1を狙います。
④ 青2が、カッティングでボールを受けられない場合、反対サイドにいる青4へスクリーンを作ります。
また、このタイミングでトップにいる青1は、空いたウイングを埋めにボールを受けます。
⑤ 青2のスクリーンを使い、青4はボールサイドへとカッティングします。
このタイミングでパスを受けられたら、シュートか1対1を狙います。
⑥ 青4にボールが入らない場合、青3はトップに上がり、青1からボールを受けます。
⑦ 青2は、空いたウイングへと広がります。
⑧ 青4は、コーナーにいる青5に対してスクリーンを作ります。
※ ①〜⑧の動作を繰り返し行いチャンスを狙います。
エイトオフェンスの特徴
エイトオフェンスを採用する上で、どの様な特徴があるのかを確認していきましょう。
ドリブラーがいらない
エイトオフェンスは、基本的にカッティングとスクリーンを使った、オフボールの動きから、チャンスを見いだす戦術になる為、ドリブルを使うことが少ない戦術です。
逆を返せば、ドリブルが得意な選手が多いチームでは、あまり効果的ではない戦術とも捉えられます。
チームの特徴を理解した上で、エイトオフェンスを採用すべきかを判断しましょう。
選手全員の判断力と運動量が大切
エイトオフェンスは、ドリブルを使うことが少なくなる分、選手一人一人の運動量が多くなる傾向があります。
また、常にインサイドのスペースへと、飛び込みチャンスを狙う為、瞬時の判断力と高い俊敏性が必要です。
エイトオフェンスを使うのであれば、体力面と瞬発力の強化は必須と言えるでしょう。
エイトオフェンスの応用
動きの繰り返しになるエイトオフェンスは、ディフェンスに動作を読まれ、容易に守られてしまう恐れがあります。
エイトオフェンスの応用動作を覚えて、バリエーションを増やしましょう。
シザースカット
ハンドオフ(手渡しパス)を使う、「シザースカット」の組み合わせは、エイトオフェンスと相性が良い手法です。
① エイトオフェンスの動作中、青1から青4へパスを入れます。
② 青1は、青4の真横を通り、ゴールに対してカッティングします。
スクリーンフェイク
スクリーンを作ると見せかけたポストアップは、ディフェンスの裏を突いた、エイトオフェンスの応用になります。
① 青2は、コーナーの青5にパスを出します。
② 青2は、カッティングから青4へスクリーンを作ると見せて、ゴール付近でポストアップを行いボールを受けます。
ディフェンスの動きを見つつ、裏を突いた効果的なプレーとなります。
八の字を描くように攻める戦術は、文字通り無限の可能性を秘めているのだぞ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
エイトオフェンスは、ドリブルや個人技に頼らず、チーム全員が足で稼ぐ日本人に適した戦術になります。
パスランとスクリーンを活用し、チャンスを演出するこのフォーメーションは、多くのチームで使えるでしょう。
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