【バスケ】ファウルの基本ルールと種類

Blog
B-MAN
B-MAN

この記事で分かること

ファウルとは何か

ファウルとバイオレーションの違いについて

ファウルの種類

個人ファウルとチームファウル

ファウルとは

選手同士の接触やスポーツマンシップに反する態度と行動に対して、審判から言い渡される反則行為を「ファウル」と言います。

例え、故意(わざと)、でない場合でも、相手をつかむ行為やたたく行為は、ファウルとなり、その他にも審判や相手チームに対して、暴言や暴力行為があった場合にも、ファウルが課せられます。

ファウルを犯した場合、相手チームに攻撃権が移る場合や、フリースローを与えられるケースなど、ファウルの状況や内容によって、その都度変化します。

また、度重なる反則やあまりにも悪質な行為には、退場させられ試合に出る事が出来なくなります。

ファウルと一言にいっても「パーソナルファウル」や「テクニカルファウル」、「個人ファウル」に「チームファウル」と様々な趣旨と内容に分かれています。

今回は、バスケにおいて使われるファウルの種類と内容について解説していきます。

B助
B助

ファウルの種類について知りたい!

B-MAN
B-MAN

バスケにおいて、ファウルは危険な行為やスポーツマンシップに背く行為が挙げられるのだ!

具体的に、どの様なファウルの種類があるか確認していくぞ!

ファウルとバイオレーションの違い

バスケには、ファウルと同じ反則行為でありながら、「バイオレーション」と言われる決まりがあります。

【バイオレーションとは】
主に、選手同士の体の接触を伴わない反則行為を「バイオレーション(ヴァイオレーション)」と呼ばれます。

ファウルよりも比較的に、軽めの反則行為がバイオレーションにあたります。

例えば、ボールを保持して3歩以上歩くと「トラベリング」の反則、ボールがコート外に出てしまう「アウトオブバウンズ」などもバイオレーションに含まれます。

※バイオレーションの種類とルールについて詳しくはこちら

ファウルの種類

ファウルの種類は、「パーソナルファウル」と「テクニカルファウル」の2種類に大きく分類されます。

パーソナルファウル

パーソナルファウルとは、コート上で起こる選手同士の接触行為に対して、取られるファウルとなります。
パーソナルファウルの中にも、「ディフェンスファウル」と「オフェンスファウル」の更に2種類に区別がされます。

プッシング

ディフェンス中、相手選手に対して「押す」行為が「プッシング」に該当します。

オフェンスのシュートを阻害する為やポジション取りの際などに、起こり易い反則行為と言えるでしょう。

試合中に、体を使って選手同士が押し合う場面がありますが、過剰な押し出しでなければ、リーガル(合法)として審判に捉えられます。

プッシングファウルが取られた場合、基本は相手チームに攻撃権が移りますが、シュート動作中に起こった時は、フリースローが相手へと与えられます。

ブロッキング

オフェンスの進行に対して、不当に体をぶつけて妨げる行為を「ブロッキング」と言います。

ドライブの対応に遅れ、体当たりで腰や肩を当てに行く場合に多く取られるファウルとなります。

ブロッキングは、プッシング同様に基本は相手チームに攻撃権が移り、シュート動作中に起こった場合は、フリースローが与えられます。

イリーガルユースオブハンズ(ハッキング)

ディフェンス中に、不当に手を使い相手の体を叩く行為を「イリーガルユースオブハンズ」と言われます。
以前までは「ハッキング」とも呼ばれていました。

シュートブロックのはずが、相手の腕を叩いてしまった場合や、スティールをしようとボールでは無く、手を叩いてしまった場合が想定されます。

基本的には相手チームへ攻撃権が移り、シュート動作中であれば、相手にフリースローを与えます。

ホールディング

オフェンスの選手に対して、押さえ込んだり、掴む行為をした時に課せられるファウルが「ホールディング」になります。

ボールマンに抱え込む様な動作や、リバウンド争いの際に、ユニフォームを掴んだと言った様な状況が発生原因として考えられます。

ホールディングが起きた場合は、相手チームのスローインから再開し、シュート動作中であればフリースローを与えてしまいます。

オフェンスチャージング(チャージング)

オフェンスがディフェンスに対して、与える接触行為を「オフェンスチャージング」又は、「チャージング」と呼びます。

ドライブ中にディフェンスへ突っ込む行為や、ディフェンスを押さえつける行為があった時にチャージングが取られます。

オフェンスチャージングを取られた場合は、相手チームへと攻撃権が移ります。

イリーガルスクリーン

スクリーンを作るスクリーナーが、不当にディフェンスに妨害を加える行為は「イリーガルスクリーン」が課せられます。

スクリーンを作る選手は、壁役になるので動く事や、腕を絡ませてディフェンスの動きを止める事は反則となります。

イリーガルスクリーンが取られた場合は、相手チームへと攻撃権が移ります。

テクニカルファウル

テクニカルファウルは、スポーツマンシップに反する行為や言動で取られるファウルになります。
コート上の選手のみならず、ベンチメンバーや監督、コーチもその対象となります。

【テクニカルファウルになる具体例】
・相手選手への暴言や挑発行為
・審判に対する過剰な抗議
・ボールや器具を蹴る殴る行為
・試合進行の遅延行為 など

テクニカルファウルが取られた場合、相手チームにフリースローが2本与えられ、尚且つ、フリースロー成功の可否に関わらず、相手チームからサイドスローインでプレーが再開されます。

また、コート外であるベンチ内の人間がテクニカルファウルを2度取られた場合には、監督が退場となります。

その他ファウル

パーソナルファウルとテクニカルファウル以外の「アンスポーツマンライクファウル」「ディスクオリファイングファウル」「ダブルファウル」といった試合で起こる事が少ないファウルの種類について解説していきます。

アンスポーツマンライクファウル

オフェンス、ディフェンス問わずに、意図的に相手選手に対して、ファウルを行ったと審判が判断した場合、「アンスポーツマンライクファウル」が取られます。
別名「アンスポ」とも呼ばれます。

例えば、ワンマン速攻の場面で、オフェンスが1人ゴールへ独走している状態で、ディフェンスが掴んだり、押したりする行為はアンスポが取られます。

相手チームに2本のフリースローが与えられ、尚且つ、フリースロー成功の可否に関わらず、相手チームからサイドスローインでプレーが再開されます。

ディスクオリファイングファウル

暴力行為やテクニカルファウルを超える様な暴言、悪質でスポーツマンシップに反する行為に対して、課せられるのが「ディスクオリファイングファウル」になります。

接触行為の中でも、アンスポーツマンライクファウルよりも攻撃的なファウルも対象となります。

相手選手に顔や首などを狙い、肘を振り回す行為や、単純に乱闘やエキサイトして殴る蹴るの暴力行為は、ディスクオリファイングファウルが取られます。

対象の選手は退場となり、相手チームに2本のフリースローが与えられ、尚且つ、フリースロー成功の可否に関わらず、相手チームからサイドスローインでプレーが再開されます。

また、「ファイティング」などの乱闘のケースでは、参加したベンチメンバーも退場となり、監督にもテクニカルファウルの扱いが取られます。

ダブルファウル

両チーム2人の選手が、ほぼ同時にパーソナルファウルが起きた場合に「ダブルファウル」が取られます。

ダブルファウルが起きた時、基本的にはファウル発生時にボールを保持していたチームのスローインとなり、ボールをどちらも保持していない場合には、「オルタネイティング・ポゼッション・ルール(ジャンプボールシュチュエーション)」が適用されます。

個人ファウルとチームファウル

バスケにおける「個人ファウル」と「チームファウル」について確認をしていきましょう。

個人ファウル

各選手1人1人にカウントされる個人のファウルの数を「個人ファウル」と呼びます。

個人ファウルは、一試合を通して蓄積されていき、個人ファウルが5回溜まってしまうと「退場」となってしまいます。

パーソナルファウル、テクニカルファウルに関わらず蓄積がされていきます。

チームファウル

ピリオド10分の間で、チーム内でファウルが5回以上蓄積されるとペナルティが課せられます。
この蓄積されるカウントを「チームファウル」と呼びます。

シュートモーション中のファウル以外は、基本的にスローインから再開されますが、チームファウルが5個以上溜まっている状態は、全てのファウルに対して、相手にフリースローを与えてしまいます。

1ピリオド毎にチームファウルはリセットされますが、第4ピリオドから延長戦に入った場合、4ピリオド目のチームファウルがそのまま延長へと反映されます。

パーソナルファウル、テクニカルファウルに関わらず蓄積されていきます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
ファウルの種類を知る事で、やってはいけない事が把握できます。

ファウルになる基準は、人が判断を行う以上、その都度変化しますが、ファウル(反則)とリーガル(合法)の境目が分かる事で、プレーが出来る幅も広がる事でしょう。

Blog
バスタミ!をフォローする
バスケットボールターミナル(バスタミ!)

コメント