【バスケ】ボースハンドシュート(両手打ち)のやり方とコツ

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B-MAN
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この記事で分かること

ボースハンドシュートとは何か

ボースハンドシュートのやり方について

ボースハンドシュートのコツ

ボースハンドシュートのメリット

ボースハンドシュートのデメリット

ボースハンドとワンハンドは結局どっちが良い?

ボースハンドシュートとは

バスケのシュートテクニックの一つで、同じ力を加えた両の手で、手首のスナップを利用して放つシュートを「ボースハンドシュート」と言います。

その他にも、「ツーハンドシュート」や単に「両手打ち」と呼ばれる事もあります。

片手の力で放つワンハンドシュートと比較して、両方の手で力を加えることから、ボールの飛距離を伸ばすことが出来るのです。

特に、女子バスケで多く見られるシュートフォームになっています。

今回は、ボースハンドシュートのやり方からそのコツについて詳しく解説していきます。

B助
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何でボースハンドシュートは、女子選手に多いの?

B-MAN
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ボースハンドシュートはワンハンドに比べて、ボールに力が加わりやすい効果があるからなんだぞ!

ボースハンドシュートのやり方

ボースハンドシュートの基本的な打ち方は以下の通りです。

体の使い方

両足はゴールに対して、左右そろえた状態にします。

ひじが開き過ぎない様に、ボールを胸よりも高い位置に構え、シュートを定めます。

背筋は真っ直ぐに伸ばし、ひざを柔らかく使いながら、下半身から指先までを連動させてボールに力を加えるイメージをしましょう。

ボールの持ち方

ボールを持つ手は、両手で八の字を作り、左右の手でバランス良くキープします。

ボールに対して、手の平をベタっとつけずに、10本の指だけで支えるイメージを持ちましょう。

リリースの仕方

リリースポイントは、なるべく高い位置で放つ事を心掛け、腕を真っ直ぐにゴールへと伸ばします。

放つ瞬間に両手の手の平を外側へ向けてフォロースルーを作りましょう。

ボースハンドシュートのコツ

ボースハンドシュートでゴールを狙う3つのコツについて確認していきましょう。

① 肩の力を抜いて放つ
② 高いアーチを作る
③ ボールに回転を掛ける

① 肩の力を抜いて放つ

肩の力を抜いてリラックスしてシュートを放ちましょう。

特に試合中や緊張感の高まる場面では、肩に力が入り、思うようにシュートコントロールが定まらなくなってしまいます。

練習中から力まずに打てれば、飛距離もコントロールも向上すること間違いなしです。

② 高いアーチを作る

シュートの軌道は、高いを描く様に心掛けましょう。

ボールの弾道が低くなってしまうと、リングに弾かれてしまい、成功確率が下がってしまいます。

綺麗な放物線を作る為には、腕を真っ直ぐゴールへと伸ばし、高い打点で放つとアーチを作ることが出来ます。

③ ボールに回転を掛ける

手首にスナップを意識し、ボールに綺麗な回転を加えましょう。

ボールの回転がいびつであったり、無回転だと、安定したシュートフォームで打ててない可能性があります。

ボールを放つ手首の回旋かいせん、手から離れた後の、フォロースルーを残すことで、綺麗なバックスピンが掛けられるでしょう。

ボースハンドシュートのメリット

対照的なワンハンドシュートと比較した時のボースハンドシュートで狙うメリットについて考えていきましょう。

筋力に頼らずに打てる

ボースハンドシュートが何故、女子選手に多く見られるフォームなのか、1番のポイントはこの「シュートの飛距離を伸ばす」点にあります。

単純に考えて、片手だけの力よりも両手で放る方が、ボールに力が加えられるので、まだ若い成長過程の選手や女子選手たちに有効なシュート方法になるのです。

バスケは、遠くからシュートを決めると3点が得られるルール(スリーポイントシュート)があります。

小さな選手や力が弱い選手でも遠距離から精度の高いアウトサイドシュートを身に付ければ、存分に戦えるチャンスが広がるのです。

クイックリリースが出来る

クイックリリースとは】
ボールを構えてから、リリースするまでの一連のシュートモーションを素早く放つことを「クイックリリース」と言います。

状況によって、ワンハンドシュートの方が早く打てると言う人もいますが、ボースハンドシュートの方がシュートに込める力に頼らない分、飛距離を伸ばす為の「タメ」が少なくなります。

素早くリリースが出来るのもボースハンドのメリットと言えるでしょう。

ボースハンドシュートのデメリット

ワンハンドシュートと比較して、ボースハンドシュートのデメリットは、ブロックがされやすい点です。
その理由には、大きく2つあります。

① リリースポイント(打点)が低い
② ディフェンスの正面にボールを構える

① リリースポイント(打点)が低い

両手を伸ばした時と片手を伸ばした時では、人間のリーチは、片手の方が高い位置に届きます。

その理論により、ワンハンドシュートでは、高い位置でリリースが行えますが、ボースハンドシュートでは、打点が低くなってしまうデメリットがあります。

② ディフェンスの正面にボールを構える

ボースハンドシュートは、自分の体の正面からシュートを放つフォームです。

自分の体の前にボールを動かすという事は、目の前にいるディフェンスに対して、狙われる危険性が高まり、ワンハンドシュートに比べて、ブロックがされ易くなるのです。

ボースハンドとワンハンドは結局どっちが良い?

ボースハンドシュートとワンハンドシュート、どちらのフォームにもメリットがあり、良し悪しを判断するのは難しいです。

唯一、結論を出すのであれば、打ち慣れたシュートフォームで狙う事が最善です。

例えば、中学3年間ボースハンドシュートを打ってきて、高校からワンハンドシュートに切り替えるのはお勧めできません。

シュートフォームの改善は、姿勢や悪い癖を修正する分には良い事ですが、シュートの根幹にあるリリースポイントや今までに培ってきたシュートタッチを変えるのは、勿体ないと言えます。

長く練習してきたシュートフォームで、より精度を高める事が理想だと筆者は考えています。

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ワンハンドもツーハンドもどちらにもメリットがあるんだ!

さいごに

バスケの基本であるセットシュートは、日々の反復で精度が高まります。

それは、ボースハンドシュートでも同じ事が言え、極めれば間違いなく高いレベルでも通用すると言えるでしょう。

2021年に開催された東京オリンピックでも、日本代表女子バスケは、銀メダルという快挙を成し遂げました。

世界的に見ても、ボースハンドシュートで放つ選手は、少なくなってきているイメージが強いですが、両手打ちでも十分に世界で通用する事が証明できたと言えるでしょう。

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