【バスケ】オフェンスフォーメーション(戦術)の種類 ~10選~

オフェンス
B-MAN
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この記事で分かること

バスケにおけるフォーメーションとは何か

フォーメーションの種類について

 1.ピック&ロール
 2.UCLAカット
 3.クロススクリーン
 4.フレックスオフェンス
 5.シャッフルオフェンス
 6.ホーンズオフェンス
 7.シザースカット
 8.スタックオフェンス
 9.アイソレーション
 10.プリンストンオフェンス

フォーメーションを使うメリットとは

フォーメーションを使うデメリットについて

フォーメーションとは

バスケにおいて、5対5から行うセットオフェンスの場面で、選手一人一人に動きや役割を定めて、得点を狙う戦術を「フォーメーション」と呼びます。

対称的たいしょうてきに「フリーオフェンス」と呼ばれる戦術があり、選手各自が自由な動きと考えの中で得点を狙う手法もあります。

フォーメーションは、主にガードのナンバーコール(合図あいず)から始動します。

チームでフォーメーションを使う事で、相手の弱点や自チームの強みになるポジションから的確に得点を狙う事が可能になるのです。

今回は、フォーメーションの種類とメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。

B助
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チームで使われるフォーメーションは、どれだけの種類があるんだろう。。

B-MAN
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チーム事情に対応して、様々な種類の戦術があるのだ!

自分達のチームに適したフォーメーションを探してみよう!

フォーメーションの種類

1.ピック&ロール
2.UCLAカット
3.クロススクリーン
4.フレックスオフェンス
5.シャッフルオフェンス
6.ホーンズオフェンス
7.シザースカット
8.スタックオフェンス
9.アイソレーション
10.プリンストンオフェンス

1.ピック&ロール

アウトサイドからスクリーンを使い、ドリブル突破とっぱを狙う戦術です。

ピック&ロールの動き方

ボールマンであるアウトサイドの選手に対して、インサイドポジションの選手がスクリーンを使い、2対2を展開します。

その他の選手は2対2の邪魔じゃまにならない様にアウトサイドへ広がり、タイミングやスペース突きアシストを合わせます。

ピック&ロールのポイント

ボールマンに高いスキルが要求されます。
ピック&ロールを行う選手以外は、外角の高いシュート精度が求められます。

※ピック&ロールについて詳しくはこちら

2.UCLAカット

バックスクリーンとカッティングからチャンスを作る戦術です。

UCLAカットの動き方

トップの青1から、45度のポジションにいる青3へパスを展開します。

パスが渡ったのと同時に青5のインサイドが青1に対して、バックスクリーンを作ります。

ボールを受けた青3の選手は、カッティングをする青1、ハイポストへ上がった青5にパスしくは、青3自身の1対1を狙います。

ガード、フォワード、センターといった3ポジションから得点を狙えるフォーメーションになります。

UCLAカットのポイント

ディフェンスの死角しかくから作られるバックスクリーンが効果的になり、チャンスを演出できます。
セットオフェンスのエントリー(入り方)で採用されています。

※UCLAカットについて詳しくはこちら

3.クロススクリーン

インサイドプレイヤーがスクリーンを使い入れ替わる戦術です。

クロススクリーンの動き方

トップにいる青1から45度にいる青3に対してパスを出します。

パスが出されたのと同時に青4の選手がスクリーナーとして、反対サイドにいる青5のディフェンスへかべを作りにいきます。

青5はスクリーンが準備されたのを確認したら動作を開始し、青3へパスを受けに行きます。

青3はゴール下、若しくはローポストに動いた青5へパスを出します。

クロススクリーンのポイント

強力なインサイドプレイヤーがチームにいる場合に有効な戦術です。
パワーフォワードの能力次第しだいで、より多彩たさいな戦術が組み立てられます。

※クロススクリーンについて詳しくはこちら

4.フレックスオフェンス

幅広はばひろい角度から得点を狙える戦術になります。

フレックスオフェンスの動き方

トップ2ガードポジションの青1から、青2に対して、パスをします。

パスと同時に青5のセンターが、青3へバックスクリーンを作ります。

青3の選手は、バックスクリーンを使い、ボールを貰いにムーブします。

タイミングを見て、青1青5に対して、ダウンスクリーンをかけに行きます。

青5は、ダウンスクリーンを使いながら、トップへボールを受けに行き、スクリーンをかけた青1は、アウトサイドへ広がります。

の動作をり返し、ディフェンスのスペースやズレ、ミスマッチが生じたらゴールを狙います。

フレックスオフェンスのポイント

選手全体の能力バランスの良いチームに適しています。
インサイド、アウトサイドわずオールラウンドなスキルが求められます。

※フレックスオフェンスについて詳しくはこちら

5.シャッフルオフェンス

選手同士が入れ替わる様に、なく動きながらチャンスを作る戦術です。

シャッフルオフェンスの動き方

コート片サイドに4人、反対サイドには1人をおいて、シャッフルオフェンスを始動させます。

トップの青1は、青3にパスを出します。

ハイポストにいる青5は、青2にスクリーンをけて、ボールサイドへカット(シャッフルカット)を行います。

青2へパスが通らない場合、青4青5にバックスクリーンを掛け、青4はハイポストへと上がります。

青1は、ローポストに移動した青5へダウンスクリーンを掛けて入れ替わり、青5はトップでボールを受けにいきます。

青1は、ウイングに広がる事で、再度シャッフルオフェンスの動作を繰り返し行う事が可能になります。

シャッフルオフェンスのポイント

ビッグマンがいないチームにも有効な戦術になります。
インサイド、アウトサイド問わずオールラウンドなスキルが求められます。

※シャッフルオフェンスについて詳しくはこちら

6.ホーンズオフェンス

三角の陣形じんけいを作り、幅広い選択肢から得点が狙える戦術です。

ホーンズオフェンスの動き方

ポイントガードをトップ、ハイポストにインサイドプレイヤー、コーナーにシューターを配置はいちして始動します。

フロアバランスをととのえた陣形は、様々な攻撃オプションを狙う事が出来ます。

 攻撃オプション 例)
・ホーンズ ピック&ロール
・ホーンズ シザースカット
・ホーンズ フレアカット
・ホーンズ UCLAカット
・ホーンズ フレックス

ホーンズオフェンスのポイント

ガードが左右の広いポジションからチャンスを狙う事が出来ます。
ハイポストにインサイドの選手を置く為、スモールセンターでも活用出来ます。

※ホーンズオフェンスについて詳しくはこちら

7.シザースカット

ハンドオフとカッティングと言ったパスとスクリーンを駆使くしした戦術です。

シザースカットの動き方

インサイドにスペースを作り易くする為、4アウト1インのセットから始めるのがおすすめです。

青5の選手がハイポストにボールを受けに上がり、青1青5に対してパスを出します。

青1は、パスを出した後に青5のボールマンとすれ違う様にゴールに対して、カッティングをします。

青5は、青1へハンドオフ(手渡てわたし)でパス、若しくは、ハイポストから青5の1on1で得点を狙いにいきます。

シザースカットのポイント

簡易的かんいてきつ様々な場面で狙えるフォーメーションになります。
ハイポストでボールを受けるプレイヤーの能力が高い程、機能きのうし易くなります。

※シザースカットについて詳しくはこちら

8.スタックオフェンス

45度からフォワードとセンターで狙う2対2の基本戦術です。

スタックオフェンスの動き方

青5(インサイド)と青3(アウトサイド)でスタックを作ります。

青3がゴールの真下まで、自分のマークマンを引き付けます。

ディフェンスがゴールまで下がった事を確認したら、青5のスクリーンを利用して、青3はアウトサイドへ素早すばやくボールを受けに行きます。

アウトサイドカットは、基本的なスタックオフェンスの使い方になり、その他にも様々な攻撃手法があります。

スタックオフェンスの攻撃パターン
・インサイドパス
・カールカット
・ハイポストフラッシュ

スタックオフェンスのポイント

強いインサイドプレイヤーを置く事で、より効果が高まります。
インサイドのスクリーンを上手く使う事で、様々なチャンスを演出できます。

※スタックオフェンスについて詳しくはこちら

9.アイソレーション

チームのエースプレイヤーを中心に得点を狙う戦術です。

アイソレーションの動き方

アイソレーションを行う選手に対して、ボールを回し始動します。

ボールマン以外のオフェンスは、1対1を妨げない様に、アウトサイドに広く構えてスペースを作ります。

各ポジションの攻撃準備が確認出来たら、ドリブルから1on1を開始して得点を狙いに行きます。

アイソレーションのポイント

得点能力だけでなく、高いアシスト力を備えた選手が有効です。
まわりの4人の選手に高いシュート力があれば、より効果的です。

※アイソレーションについて詳しくはこちら

10.プリンストンオフェンス

体格たいかくおとるチームの為に作られた戦術になります。

プリンストンオフェンスの動き方

ディフェンスの動きの裏を読み、バックドアorアウトサイドシュートを的確に狙います。

上記の画像の様にゴール付近にスペースを作る事で、リングに対するカッティングを行い易くします。

プリンストンオフェンスのポイント

バックドアカットで体格差の無効化むこうかを狙います。
アウトサイドシュートの精度せいどが高い程、よりバックドアカットがやり易くなります。

※プリンストンオフェンスについて詳しくはこちら

フォーメーションを使うメリットとは

チームにおいて、フォーメーションを使うメリットについて考えていきましょう。

選手に役割を持たせられる

各選手に動きをさだめる事で、一人一人に役割を持たせられます。

シュートフィニッシュを誰にさせるか、その為に誰がおとりとなりスクリーンやパスの合わせを行うかの分担ぶんたんをします

チームの中で周りの選手よりもスキルが劣る場合であっても、味方をかす役割を徹底てっていすれば勝利に貢献こうけんができるのです。

動きが止まらない

フォーメーションと対称的なフリーオフェンスの考えでは、選手それぞれが自由に動き得点を狙う戦術です。

自由なフリーオフェンスは、言いえてしまえば「サボる」事も出来てしまうのが事実です。

フォーメーションオフェンスでは、決められた動きを強いられる為、休む事が出来ず、必要な時に流動的りゅうどうてきな動きを行えるメリットがあります。

フォーメーションのデメリットについて

フォーメーションを使う上でのデメリットについても考えていきましょう。

最低限の練習量が必要

フォーメーションは、一朝一夕いっちょういっせき会得えとくできる戦術ではありません

チーム全体の動きを合わせる練習が必要である事と選手同士で話し合いを行い、細かい調整ちょうせいをしなければ、実戦で成功する事は不可能です。

また、複数のフォーメーションを覚える為には、ナンバープレー(戦術に番号を振り分ける事)の取り決め等、試合で使うまで相応そうおうの準備が必要になるのです。

応用力が低くなる

フォーメーションは、形通りに動く意図いとがある一方で、個人の発想力はっそうりょく応用力おうようりょくが低くなる傾向けいこうがあります。

試合の中では、様々な選択や自分で考えたアレンジが求められます。

フリーオフェンスでは、その応用力が多くきたえられますが、フォーメーションにおいては自分で考える能力が大切になるでしょう。

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フリーオフェンスを中心に組み立てているチームであっても、最低でも一つはセットフォーメーションを持っておきたいぞ!

さいごに

沢山の戦術がある中で、チームにてきしたフォーメーションを選ぶ為には、選手達の強みと弱点を理解する必要があります。

弱点をおぎなう為のフォーメーションか、強みとなる選手を活かしたフォーメーションになるのかを考えて組み立てるべきでしょう。

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