この記事で分かること!
・レイアップシュートの重要性
・レイアップシュートの種類
・リリースを変化させたレイアップシュート
① アンダーハンドレイアップ
② オーバーハンドレイアップ
③ ワンハンドレイアップ
④ レイバックシュート
⑤ リーチバックシュート
⑥ クローズアップシュート
⑦ フックレイアップ
⑧ スクープシュート
⑨ フローターシュート
⑩ ダブルクラッチ
・ステップを変化させたレイアップシュート
⑪ ワンステップレイアップ
⑫ ギャロップステップ
⑬ パワーレイアップ
⑭ ユーロステップ
レイアップシュートの重要性
レイアップシュートとは、ゴールに向かってステップを踏み込み、動きの中からシュートを放つ技術になります。
バスケにおいて、最も基礎的なシュートスキルになり、その為、リリースのやり方やステップを変化させる事で、様々な応用を利かせたフィニッシュが狙えるのです。
今回は、バスケのレイアップシュートの種類と難易度について解説していきます。
レイアップには、色々な種類があるんだね!
そうだぞ!リリースを行う打点や踏み込むステップを変化させる事で、様々な応用を利かせられるんだ!
レイアップシュートの種類
レイアップシュートには、リリースを変化させた方法と、ステップを変化させた方法の2種類に分けられます。
それぞれの特徴と習得難易度について見ていきましょう。
リリースを変化させたレイアップシュート
放たれる打点(リリースポイント)を変化させたレイアップシュートには、どの様な種類があるのか確認していきましょう。
① アンダーハンドレイアップ
最もオーソドックスになる、レイアップシュートの手法が「アンダーハンドレイアップ」になります。
文字通り、ボールを下から掬い上げる様に腕を伸ばして、リリースされる事から、基礎的なシュート方法になるのです。
「レイアップシュート=アンダーハンドレイアップ」と認識している人も多い事でしょう。
② オーバーハンドレイアップ
セットシュートと同じ手の向きで、片手でボールをリリースする技術を「オーバーハンドレイアップ」と呼びます。
アンダーハンドレイアップに比べて高い打点から放たれる為、ディフェンスにブロックされ難い技術になります。
また、前に押し出す様に放たれる事から、アンダーハンドよりも比較的、狙った箇所へコントロールして放てる特徴もあるのです。
③ ワンハンドレイアップ
片手だけを使って、ボールを保持しながらシュートに持っていく技術を「ワンハンドレイアップ」と呼びます。
本来、ステップを行う過程で、両手でボールを保持して、リリースする事がレイアップの基本になります。
ワンハンドレイアップでは、片方の手でディフェンスをガードし、もう片方の手でボールをコントロールする事で、レイアップまで持ち込む事が可能になる技術なのです。
④ レイバックシュート
リングに対して背中を向けた状態から放たれるシュートを「レイバックシュート」と呼びます。
主に、ディフェンスのタイミングをズラして、ブロックをかわす為に使われる技術になります。
また、ゴールに近づき過ぎて通常のレイアップでは、角度が無い場合に放たれるテクニックでもあります。
⑤ リーチバックシュート
バックシュートの応用技術の一つとして、「リーチバックシュート」があります。
レイバックシュートが、リングに近い方の手からリリースされるのに対し、リングから遠い方の手で放たれる技術をリーチバックシュートと呼びます。
ディフェンスの立ち位置や角度に応じて、2種類のバックシュートを使い分ける事がコツです。
⑥ クローズアップシュート
上半身はセットシュートの構え、下半身はランニングステップの動作で放たれるシュートを「クローズアップシュート」と呼びます。
基本となるレイアップでは、狙う事が難しい場合に、クローズアップシュートに切り替えてシュートを狙います。
空中でのボディバランスを意識して、リリースを行う必要があるのです。
⑦ フックレイアップ
ゴールに対して体を真横に構え、ディフェンスから遠い方の手でボールをリリースする技術を「フックレイアップ」と言います。
ディフェンスとボール(リリースポイント)の間に、自分の身体が挟ませる事で、より、ブロックがされ難いシュート技術になるのです。
しかし、その反面で、ゴールから遠ざかった位置から放たれる為、成功率も下がってしまいます。
⑧ スクープシュート
アンダーハンドレイアップのフォームからボールを高く浮かせ、ブロックの頭を越えてシュートを決める技術を「スクープシュート」と呼びます。
主に、身長の低い選手が長身選手に対抗する為のスキルとして用いられます。
下から「掬い上げる」動作は、指先でボールに回転を掛けて力を加える「フィンガーロール」と併せて使われます。
⑨ フローターシュート
オーバーハンドレイアップのフォームからボールを高く浮かせ、ブロックの頭を超えてシュートを沈める技術を「フローターシュート」と呼びます。
スクープシュートと似た技術になり、リリースするフォームに違いがあります。
ディフェンスの動きを読む「判断力」、そして、正確にシュートを射抜く「ハンドリングスキル」が必要になります。
⑩ ダブルクラッチ
一度、シュートモーションに入ったボールを持ち変えて、ディフェンスをかわしてシュートを狙う技術を「ダブルクラッチ」と呼びます。
空中でボールを切り返して、シュートを放つ為、高い「跳躍力」を要するテクニックになります。
試合で決まれば、会場を大きく沸かせるビッグプレーの一つと言えるでしょう。
ステップを変化させたレイアップシュート
また、レイアップシュートには、踏み込むステップのリズムを変化させて、ディフェンスをかわす応用技術も幾つかあります。
⑪ ワンステップレイアップ
1歩目でステップを踏み切り、シュートへ持っていく技術を「ワンステップレイアップ」と呼びます。
本来、1歩目(ワン)2歩目(ツー)のステップで踏み切る事が、基本的なリズムになります。
しかし、敢えて1歩目で踏み切る事でディフェンスのタイミングをズラして、シュートまで持って行く事が可能になるのです。
⑫ ギャロップステップ
ドリブルの動作からボールを抱え込む様に踏み切り、身体を半回転させながら着地してシュートを放つ技術を「ギャロップステップ」と呼びます。
ディフェンスが密集している間を割って入り、力強くシュートを決められる技術です。
⑬ パワーレイアップ
両足を踏み揃えた状態で跳躍し、レイアップを狙う技術を「パワーレイアップ」と言います。
本来、基本的なレイアップシュートは、「ワン・ツー」のランニングステップから放たれますが、ディフェンスとの接触があると、体勢が崩れ易くなってしまいます。
しかし、パワーレイアップでは、ディフェンスとの接触があった場合でも、フォームを崩さずにフィニッシュを決め切れる特徴があるのです。
⑭ ユーロステップ
直線的なステップではなく、足を左右ジグザグに踏み込んでシュートを決める技術を「ユーロステップ」と言います。
別名で、「ジノビリステップ」とも呼ばれ、「ゼロステップ」を用いたシュート技術になります。
左右への踏み込みを変則化させる事により、目の前で守るディフェンスの反応を困難にさせます。
レイアップシュートには、多くの応用が存在するんだ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
レイアップシュートには、様々な種類が存在し、ディフェンスの立ち位置やタイミングによって、上級者は技術を使い分けます。
先ずは、基本となるアンダーハンドレイアップから練習し、段階を踏んで新しい技術に挑戦してみましょう。
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