【バスケ】バイオレーション(ヴァイオレイション)の基本ルールと種類

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この記事で分かること

バイオレーションとは何か

バイオレーションとファウルの違いについて

バイオレーションの種類

 ① アウトオブバウンズ
 ② トラベリング
 ③ ダブルドリブル(イリーガルドリブル)
 ④ ヘルドボール
 ⑤ インターフェア
 ⑥ ゴールテンディング
 ⑦ バックコートバイオレーション
 ⑧ キックボール
 ⑨ ジャンプボールにおけるバイオレーション
 ⑩ 3秒ルール
 ⑪ 5秒ルール
 ⑫ 8秒ルール
 ⑬ 24秒ルール

バイオレーションとは

主に、選手同士の体の接触を伴わない反則行為を「バイオレーション(ヴァイオレイション)」と呼ばれます。

バスケのルールを保つ為に、守らなければならない決まりとなり、主に身体的接触が起こる反則は「ファウル」と言われます。

バイオレーションの種類は、様々にあります

今回は、バイオレーションの種類とその内容について解説をしていきます。

B助
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バイオレーションって、ファウルってどう違うの?

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バイオレーションは、ファウルよりも軽微な違反になる取り決めだ!

バイオレーションの種類やファウルとの細かい違いについて、詳しく確認していこう!

バイオレーションとファウルの違い

バスケのルールの中で、同じ反則行為であっても、バイオレーションとファウルでは、基準と対応が変わります。

【ファウルとは】
選手同士の身体的接触を伴う反則行為、若しくは、スポーツマンらしからぬ行為に対して、審判から宣されるものを「ファウル」と言います。

試合の中で、お互いの安全を確保する為に定められたルールになるのです。

ファウルをしてしまうと、個人ファウルとチームファウルの2つが蓄積されていき、一定数を超えると「フリースロー」又は、「退場」などのペナルティが課せられます。

対するバイオレーションは、ボールがコート外から出る「アウトオブバウンズ」やボールを保持して3歩以上歩く「トラベリング」といった、選手同士の接触を伴わない反則行為、また、「24秒ルール」などの試合の進行をスムーズにうながす為の規定が定められています。

バイオレーションが起きた時、ファウルの様に蓄積されるものはなく、基本的にボールの占有権が相手に移り、ゲームが再開されます。

※ファウルの種類とルールについて詳しくはこちら

バイオレーションの種類

バイオレーションの種類とその内容について確認していきましょう。

【バイオレーション一覧】
① アウトオブバウンズ
② トラベリング
③ ダブルドリブル(イリーガルドリブル)
④ ヘルドボール
⑤ インターフェア
⑥ ゴールテンディング
⑦ バックコートバイオレーション
⑧ キックボール
⑨ ジャンプボールにおけるバイオレーション
⑩ 3秒ルール
⑪ 5秒ルール
⑫ 8秒ルール
⑬ 24秒ルール

① アウトオブバウンズ

エンドライン、サイドラインのコート外にボールが出てしまう事を「アウトオブバウンズ」と呼びます。

ボールを保持している者がラインをまたぐ、若しくは、ラインを踏んでしまった場合でもアウトオブバウンズとなり、攻撃権が相手チームへと移ります。

アウトオブバウンズになった場合、一番近いエンドライン、サイドラインの外からスローインとなります。

② トラベリング

ボールを持った状態で、3歩以上歩いた場合に吹かれるバイオレーションが「トラベリング」になります。

軸足となるピボットフットが動いてしまう場合もトラベリングとなります。

※トラベリングについて詳しくはこちら

③ ダブルドリブル(イリーガルドリブル)

一度ドリブルを終えてから、再びドリブルをつく事を「ダブルドリブル」、又は、「イリーガルドリブル」と言います。

両手でドリブルをつく場合もダブルドリブルとなりますが、つき始めの最初の1回だけであれば(パワードリブル)、ダブルドリブルは吹かれません

※ダブルドリブルについて詳しくはこちら

④ ヘルドボール

ボールの占有がどちらのチームか分からない場合、「ヘルドボール」となります。

【ヘルドボールの例】
・両チームの選手同士でボールを掴み合っている
・ボールがリングとボードの間に挟まった時

上記の様な場合、スムーズにプレーの進行が行えない為、ヘルドボールとジャッジされます。

ヘルドボールが吹かれた時、以前までは都度ジャンプボールを行い、攻撃権を決めていましたが、現在では、「オルタネイティング・ポゼッション・ルール」の採用によって、チーム交互に攻撃権を回す取り決めになりました。

⑤ インターフェア

シュートされたボールがリングよりも高い位置にある状況で、バックボード、リング、リングネットに触れてしまった場合、「インターフェア」のバイオレーションが取られます。

ディフェンスがインターフェアを取られた場合、シュートが入らなかった場合でもカウントが認められ、逆にオフェンスの選手が、インターフェアを取られた時は、シュートが入った時でもノーカウントとなってしまいます。

故意(わざと)でない場合でもインターフェアは取られます。

⑥ ゴールテンディング

シュートボールが最高到達点から落ち始め、尚且つ、ボールがリングよりも高い位置にある状況で選手がボールに触れると「ゴールテンディング」となります。

ディフェンスが触れた場合、シュートカウントが認められ、オフェンスの選手が触れた場合には、カウントが認められません。

⑦ バックコートバイオレーション

一度、フロントコートへ運ばれたボールをバックコートに戻した場合「バックコートバイオレーション」となります。
別名で、「バックパス」とも呼ばれます。

バックコートバイオレーションが起きた時、相手チームに攻撃権が移り、近くのサイドラインからスローインで再開します。

⑧ キックボール

意図的にボールを蹴ったり、膝から下の足でボールをコントロールする事は、「キックボール」、別名「キッキング」のバイオレーションとなり、相手チームに攻撃権が移ります。

偶然、足にボールが当たった場合には、キックボールになりません。

悪質な意図でボールを蹴った時は、テクニカルファウルを取られる事もあります。

⑨ ジャンプボールにおけるバイオレーション

試合が開始されるジャンプボール時にも、バイオレーションが規定されています。

【ジャンプボール時に起こるバイオレーション】
・ジャンパーがトスボールを最高到達点に達する前に触れた時
・ジャンパーがトスボールをキャッチした時
・ジャンパーがトスボールを3回以上タップした時
・ジャンパーがトスボールに触れる前に、その他の選手がセンターサークルに侵入した時

※ジャンプボールについて詳しくはこちら

⑩ 3秒ルール

自分が攻める制限区域内(ペイントエリア)に3秒以上とどまると、「3秒ルール」が適用されて、バイオレーションとなります。

【3秒ルールの例外】
・ペイントエリアから出ようとしている
・シュートを狙うドリブルを行なっている
・自分を含めたオフェンスがシュートを打つ

上記の3つシュチュエーションでは、例え3秒以上ペイントエリアにいた場合でも、バイオレーションとなりません。

⑪ 5秒ルール

アクションを起こさずに、5秒以上ボールを保持すると「5秒ルール」のバイオレーションとなります。

【5秒ルールが適用されるパターン】
・シュート、ドリブル、パスをせずに5秒以上ボールを保持した時
・スローインの際に、5秒以上パスを送れない時
・フリースローの際、審判からボールを受けて5秒以上シュートを打たない時

5秒ルールが適用された場合、相手チームに攻撃権が移ります。

⑫ 8秒ルール

オフェンスがバックコートでボールを受けてから、8秒以内にフロントコートへボールを運べなければ、「8秒ルール」のバイオレーションとなります。

バックコート内の選手に触れた瞬間からカウントが始まり、8秒ルールが適用された場合、相手チームへと攻撃権が移ります。

⑬ 24秒ルール

オフェンス時、24秒以内にシュートを打たなければならない決まりの事を「24秒ルール」と言います。

24秒ルールが適用された場合、相手チームへと攻撃権が移ります。

シュートを放った時点に24秒以内で、ボールが空中で24秒を超えた場合でも、リングに入った場合、シュートカウントがなされます。

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バイオレーションの種類を覚えて、やってはいけない事をしっかりと覚えよう!

さいごに

いかがでしたでしょうか。
トラベリング等のバイオレーションは、競技の根底ルールを保つ為に必要となる取り決めになります。

また、時間に関するバイオレーションの規定は、スムーズな試合進行を行う為に、なくてはならないと言えるでしょう。

バイオレーションの種類と知識を知ることで、実戦でのミスを減らす事へと繋がるので、是非覚えましょう。

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