【バスケ】ダブルドリブル(イリーガルドリブル)の基準と注意点

Blog
B-MAN
B-MAN

この記事で分かること

ダブルドリブルとは

ダブルドリブルが吹かれた場合は?

ダブルドリブルの基準

 ① ドリブルを終え、再びドリブルをつく
 ② 両手でドリブルをつく
 ③ すくい上げてドリブルを行う

ダブルドリブルにならない例外

 ・相手にボールが触れた場合
 ・リングにボールが触れた場合
 ・転がったボールを片手で叩き起こした場合

ダブルドリブルを起こさない為の注意

 ① パワーポジションの意識をする
 ② ドリブルのつき方を気を付ける

ダブルドリブルとは

同一の選手が、ドリブルから一度ボールを保持ほじし、再びドリブルを行う行為を「ダブルドリブル」、又は、「イリーガルドリブル」と呼ばれるドリブルの反則になります。

バイオレーションの種類の中でも、「トラベリング」と並ぶ、代表的な反則行為になり、初心者に多く起きる「ぼんミス」の一つと言えるでしょう。

状況によって、ダブルドリブルの判断は審判も難しい場面が多くあります。

今回は、ダブルドリブルになる基準と注意点について詳しく解説していきます。

B助
B助

同じ選手がドリブルを終えた後に、2回目は行ってはいけないルールだね!

B-MAN
B-MAN

ダブルドリブルは、その他にも細かな基準が定められているぞ!

ダブルドリブルが吹かれた場合は?

ダブルドリブルをおかした場合は、攻撃権が入れ替わり相手チームからのスローインでゲームが再開されます。

ダブルドリブルは、ファウルとはことなり、選手同士が接触をともなわない比較的に「軽い反則」であるバイオレーションになります。

その為、ダブルドリブルが発生しても、ターンオーバーとして記録されるだけで、個人ファウルやチームファウルが蓄積ちくせきされる影響えいきょうはありません。

【ターンオーバーとは】
シュートミス以外で、相手チームに攻撃権が移るミスの事を指す。

※バイオレーションについて詳しくはコチラ

ダブルドリブルの基準

ダブルドリブルがジャッジされる状況は、様々な場面が想定されます。

代表的な3つのパターンを見ていきましょう。

① ドリブルを終え、再びドリブルをつく
② 両手でドリブルをつく
③ すくい上げてドリブルを行う

① ドリブルを終え、再びドリブルをつく

冒頭ぼうとうでも説明した、代表的なダブルドリブルのパターンになります。

同一の選手がドリブルをえて、再びドリブルを行ってしまうと、バイオレーションになってしまうです。

そもそもドリブルは、ボールを「はずませる」行為のみならず、「ころがす」「たたく」「げる」といった行為もふくまれます

その為、自分自身では一度もドリブルをしていないと思っていても、審判の判断では2度目のドリブルを行っているケースも、多々あるのです。

ドリブルの基準を適切に把握はあくして注意を行うべきでしょう。

② 両手でドリブルをつく

両の手でボールをコートに弾ませる行為は、ダブルドリブルの反則にあたります。

しかし、一つだけ例外があり、両手でボールを激しくコートにぶつける「パワードリブル」と呼ばれる技術は、1回のみであれば認められています。

ボールをコートに「落とす」動作は、ドリブルとは認められない為、ダブルドリブルには該当がいとうせず、パワードリブルもボールを落とした基準に当てはまるのです。

※パワードリブルについて詳しくはコチラ

③ すくい上げてドリブルを行う

手のこうをコートに向けて、下からボールを持ち上げる様にドリブルを行ってしまうと、ダブルドリブルの反則になります。

ダブルドリブルの種類の中でも、「オーバードリブル」や「キャリイングザボール」とも呼ばれる種類です。

バスケ初心者の人が、ドリブルを安定的にコントロールさせる為に、跳ね返ってきたボールを長くキープしてしまう事が原因で発生してしまうのです。

ダブルドリブルにならない例外

ダブルドリブルにならない例外も確認していきましょう。

・相手にボールが触れた場合
・リングにボールが触れた場合
・転がったボールを片手で叩き起こした場合

相手にボールが触れた場合

ドリブルをつき終わっても、相手チームの選手(ディフェンス)にボールが触れた場合、再びドリブルが行えます。

相手選手がボールを保持する必要はなく、身体の何処どこかにさえ触れていれば、再度ドリブルが可能になるのです。

リングにボールが触れた場合

一度ドリブルを終えて、シュートしたボールがリングに触れ、再びキャッチしてドリブルを行う事は可能になります。

ただし、仮にリングではなく「バックボード」にボールが触れた場合は、キャッチは行えますが再びドリブルをつく事は不可能になります。

2018年以前のルールでは、ドリブルを行い、バックボードに触れたボールを、同一選手がキャッチする事は、ダブルドリブルと判定されていました。

転がったボールを片手で叩き起こした場合

ドリブル中にボールが手から離れ、転がってしまった場合、再び片手でボールを叩き起こして、ドリブルを復活させる事は可能になります。

ダブルドリブルを起こさない為の注意

実戦において、ダブルドリブルのバイオレーションをとられない為には、どの様な意識付けが必要になるのでしょうか。

初心者が、気を付けるべき2つのポイントを確認していきましょう。

① パワーポジションの意識をする
② ドリブルのつき方を気を付ける

① パワーポジションの意識をする

バスケの基本姿勢となる「パワーポジション」を作る事を心掛けましょう。

パワーポジションとは、両足のスタンスを広げ、腰を落とした体勢を指します。

このパワーポジションを意識する事で、素早い反応が行え、瞬時しゅんじに踏ん張りが効く強い姿勢が作れるのです。

初心者に多いケースとして、ディフェンスからのプレッシャーに逃げる為、ドリブルで自分の姿勢のバランスをたもとうとする事が目立ちます。

あらかじめ、パワーポジションを作り、重心を低く構えておく事で、多少の接触せっしょくが起きても、「無駄むだなドリブル」せずに、ダブルドリブルのリスクを回避かいひできるのです。

② ドリブルのつき方を気を付ける

初心者の人は、正しいドリブルのつき方を身に付けましょう。

ミニバスなどの成長過程せいちょうかていである選手は、力がまだ弱く、安定したドリブルが出来ずに、オーバードリブルになってしまう選手が多々見られます。

・低いドリブルを行う
・力強いドリブルを行う
・左右バランスの取れたドリブルをつく

日々、反復したドリブル練習も大切ですが、正しいドリブルを理解して練習をまなければ意味が無いのです。

B-MAN
B-MAN

ドリブルを行う為の姿勢や練習がミスを防ぐ近道だ!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

ダブルドリブルは、軽微けいびな反則行為の一つですが、バスケットボールと言う競技を適切てきせつに行う為に、守らなければならない大切なルールになります。

ダブルドリブルが多く起こる選手は、根本的こんぽんてきな基礎が身に付いていない可能性があります。

基礎練習を反復して行う事で、ミスを減らす近道になるでしょう。

Blog
バスタミ!をフォローする
バスケットボールターミナル(バスタミ!)

コメント