この記事で分かること!
・ディフェンスの種類について
・マンツーマンディフェンス(ハーフコート)
・ゾーンディフェンス(ハーフコート)
・マッチアップゾーンディフェンス
・マンツーマンディフェンス(オールコート)
・オールコートゾーンプレス
・スリークォーターディフェンス
ディフェンスの種類について
バスケには、様々なディフェンス手法が存在し、それぞれの守り方にメリットとデメリットがあります。
自分達のチームでは、どのディフェンスシステムが適しているか、選手それぞれの特徴や強みを理解した上で考えていく必要があります。
今回は、ディフェンス戦術の種類とその基本的な動き方について解説していきます。
チームディフェンスのやり方って色々な種類があるんだね!
基本的なハーフコートの守り方から、フルコートを使ってディフェンスを行うやり方など様々にあるんだぞ!
マンツーマンディフェンス(ハーフコート)
バスケのディフェンスの中でも基本的な守り方が「マンツーマンディフェンス」です。
5対5の試合の中で、それぞれのポジションや似た体格の選手をマークし、「人」を対象にディフェンスを行う手法になります。
オフェンスからディフェンスへと切り替わる時に、自軍のコートまでダッシュで戻り、自分のマークマンを探してマッチアップを行います。
【ハーフコートマンツーの特徴】
・分かり易く、基礎的なディフェンスシステム
・自由にマッチアップを変えられる
・即席のチームでも順応し易い
・基礎ディフェンス力の強化が期待出来る
ゾーンディフェンス(ハーフコート)
人を対象にディフェンスを行うマンツーマンに対して、「場所(エリア)」に対して、ディフェンスを行う手法を「ゾーンディフェンス」と言います。
ゾーンディフェンスは、チームで事前に決められたエリアを定め、自分のディフェンスエリアからの失点は、許してはいけないのが基本です。
自チームの特徴や相手チームのキーマンによって、配置されるシステムが異なります。
先ずは、自分達の強みや弱点を理解し、最適のゾーンシステムを考える必要があります。
【ハーフコートゾーンの特徴】
・スクリーンが掛かり難い
・マンツーオフェンスに慣れていると攻め難い
・体力の温存が出来る
・スリーポイントが狙われ易い
・ノーマークになり易い
マッチアップゾーンディフェンス
「人」を守るマンツーマンと「場所」を守るゾーンの中間的なディフェンスを「マッチアップゾーンディフェンス」と呼びます。
基本は、ゾーンの様に決められたエリアを守りますが、ボールマンに対してはマンツーマンの様に、厳しくマッチアップしてディフェンスを行います。
ボールマンにはタイトに、その他はエリアを守り無駄を少なくするディフェンスですが、選手全員の理解度と激しい体力の消耗は、高いバスケレベルが問われるディフェンスになります。
【マッチアップゾーンの特徴】
・マンツーとゾーンのメリットを活かした守り
・オフェンス目線で、ゾーンかマンツーか分かり難い
・必要最低限のチーム練習が必要
・体力消耗が激しい
マンツーマンディフェンス(オールコート)
コート全面を使って、マンツーマンでディフェンスを行う守り方が「オールコートマンツーマンディフェンス」です。
オールコートで自分のマークマンを素早く、捉え、積極的にボールを奪いに行く、激しいディフェンスです。
ハーフコートディフェンスよりも、失点のリスクは高くなりますが、その分のリターンも期待が出来ます。
【オールコートマンツーマンの特徴】
・相手にプレッシャーを掛けられる
・オフェンスにゆっくり攻めさせない
・ボールを奪えるチャンスが広がる
・体力消耗が激しい
・パスが通った場合、アウトナンバーになり易い
オールコートゾーンプレス
オールコートでゾーン(エリア)を作り、オフェンスに対して、ダブルチームを仕掛ける守り方が「オールコートゾーンプレス」です。
プレス(圧力)の名前が付く様に、このディフェンスの肝は、積極的なダブルチームでボールを奪いに行く事です。
オールコートでディフェンスをしなければならない為、体力の消耗も大きいですが、相手との点差を広げたい時、若しくは縮めた時には、効果的なディフェンス手法となります。
ボールが運ばれた時もスムーズに、ハーフコートゾーンに移行が出来る様に、ゾーンプレスのシステムを選ぶ必要があります。
【ゾーンプレスの特徴】
・相手にプレッシャーを掛けられる
・オフェンスにゆっくり攻めさせない
・ボールを奪えるチャンスが広がる
・体力消耗が激しい
・パスが通った場合、アウトナンバーになり易い
スリークォーターディフェンス
オールコートの4分の3の位置から、ディフェンスを仕掛ける戦術を「スリークォーターディフェンス」と言います。
ハーフラインより前から、オフェンスを待ち受ける様にプレッシャーを掛ける守り方は、オールコートディフェンスよりもタイトでない代わりに、スタミナの消費も高くはありません。
マンツーやゾーンどちらにも対応が出来る為、オールコートを学ぶ前にスリークォーターの練習から始めると良いかもしれません。
【スリークォーターの特徴】
・オールコートに比べ、体力の温存が出来る
・オールコートに比べ、オフェンスもゆっくり攻めれる
自分達のチームを理解して最適のチームディフェンスを見つけよう!
さいごに
バスケのディフェンスの種類は、沢山あります。
どれか一つを選ぶのではなく、試合の展開の中で、ディフェンスの使い分けを行える事が理想と言えます。
ハーフコートとオールコートで、それぞれ1つのディフェンスを出来る様になりたい所でしょう。
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