この記事で分かること!
・4対4の練習について
・4対4の練習効果とは
・4対4の練習バリエーションについて
バスケの4対4の練習について
チーム練習の中でメインとなるのが、試合形式の対人練習です。
その中でも4対4は、練習効率とバリエーションの豊富さから多くのチームに取り入れられている練習手法になります。
ハーフコートからオールコートまで、幅広い練習を行う事ができ、尚且つ、チームの課題に対する強化が行える点が魅力と言えるでしょう。
対人はチーム内の熱が入る練習だよね!
通常の4対4の練習に更に制限を加えた練習を行うとチームスキルが飛躍する事間違い無しだ!
バスケの4対4の練習効果
バスケにおける4対4の練習を行う上で、どの様な効果をもたらすのか確認しましょう。
体力強化
通常バスケットの試合は5対5で行われますが、実際にボールに合わせて動く人数は限られてきます。
1試合を通したら体力の消耗が激しい5対5ですが、1プレーや短い時間で見ると楽が出来てしまうのも事実です。
楽が出来てしまう無駄な時間を削減する為に、人数を絞った4対4は対人練習を行う上で効率的な練習になり得ます。
素早い判断力の向上
体力面の効果以外にも、4対4の練習は素早い判断力を養う事が出来ます。
本来5人で行うオフェンスを4人で行わなければならなくなる為、素早い決断が求められます。
それに合わせ、ディフェンス側もオフェンスに対応した動きを求められる為、相互に効率の良い練習が行えます。
4対4の練習のバリエーション
4対4の練習方法は、課題にフォーカスして行いましょう。
ハーフコート4対4(ディフェンスポジション確認)
マンツーマンディフェンスのポジション確認として使われる練習手法です。
四箇所の定位置にオフェンスを配置してパスを出し合います。
ディフェンスはボールの位置に合わせ、一線、二線、三線のディフェンスポジションを素早く作る練習を行います。
慣れて来たらオフェンスはドライブを取り入れる事で、ヘルプディフェンスからローテーションといった基礎的なカバーリングの動きも養う事が出来ます。
また、ドライブを抜かせる角度、二線の構え方など、マンツーマンディフェンスは、チームによって決まり事が変わってきます。
各自の認識確認やルール作りを徹底する為に、効果的な練習法と言えるでしょう。
■ この練習のポイント
・マンツーマンディフェンスの各ポジションの確認
・チームディフェンスのルール作り
・ヘルプディフェンスの対応
【セット数】
10回パスを回した後、通常の4対4を実施。
オフェンスとディフェンスを入れ替えながら10分〜15分を目安に繰り返しましょう。
ハーフコート4対4(パス&ラン)
オフェンスのパス&ランを意識した4対4の練習方法になります。
バスケにおいてパスを出した後に走る動作は基本の動きです。
パス&ランは、試合の後半になると疲労で足が止まってしまう事もあります。
1試合を通して走り切る為に、パスランの動きを体に慣れされる練習になります。
また、パスランを行う事により、必ず何処かにスペースが生じます。
オフェンスがスペースを適切に埋める為に、自分が次にどこへ動くべきか把握しましょう。
■この練習のポイント
・パスランの徹底
・スペースの攻め方の把握
【セット数】
10回パスを回した後に4対4を実施。
オフェンスとディフェンスを入れ替えながら10分〜15分を目安に繰り返しましょう。
オールコート4対4(パッシング)
オールコートを使い、ドリブルを制限した4対4を一往復行う練習です。
エンドスローのボール運びから開始し、ディフェンスはオールコートマンツーでプレッシャーをかけます。
「4人のみ」「ドリブル無し」と制限を付ける事で、安定したパッシング力とスピードの強化が出来ます。
■ この練習のポイント
・ドリブル制限(パスのみ)
・パッシング力の強化
・スピードの向上
・オールコートディフェンスの徹底
【セット数】
1往復を1setとして、10setを目安に繰り返します。
さいごに
4対4の練習は、判断力と運動量を実践の中で向上させる事が出来る最適な練習法です。
また、通常の4対4を行うよりも、上記の様に、チームの課題に焦点を合わせた練習をする事で、更なる効果が期待出来るでしょう。
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