【バスケ】対人パス練習の種類と練習法

チーム練習
B-MAN
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この記事で分かること

・パス練習の考え方について

・パス練習の注意点とは

・様々なパス練習の方法とは

・ランニングパスの練習方法について

パス練習の考え方

バスケの試合では、パスのスキルが重要になります。

試合中にボールを移動させる時、ドリブルよりも遥かに早く動かす事が出来るからです。

また、パスの「出し手」だけではなく、パスの「受け手」の基本動作についても学ぶ必要があります。

ここでは、実践に繋げる対人パスの練習方法について考えていきましょう。

B助
B助

パスは相手がいるからこそ出来るスキルだよね!

B-MAN
B-MAN

対人のパス練習は、パスの出し方だけでなく、パスの受け方にも知識が必要なんだ!

パス練習の注意点

パス練習を行う前に基本的な注意点をパスの「出し手」と「受け手」に分けて、考えていきましょう。

【パスの出し手】

パスボイス

パッサーが味方に対して、パスをする時に相手の名前を声に出して呼ぶことを言います。

誰に対してのパスなのか、意思表示をしっかりと行うことで、受け手が取りやすくなります。

リードパス

動きの中で、パスの受け手の進行方向の一つ先に対して、パスを投げる事を言います。

空間に対して投げられるパスは、次への動作に移行し易く、キャッチしてから次の動作に進むまで、スムーズに動くことが出来ます。

【パスの受け手】

キャッチボイス

パッサーからボールを貰う時、相手の名前を呼んだり、「ヘイ」や「パス」などの掛け声を心掛けましょう。

パッサーに対して、自分がパスを受ける準備が出来ている事や自分自身が今いるポジションを知って貰う為に重要な掛け声になります。

ミート

ボールを受ける時、手でまとを作る事をミートといいます。

パッサーに正対してパスを受ける時は、両の手の平をパッサーに見える様に差し出して、ボールを迎え入れる様にキャッチをします。

ターゲットハンド

速攻の場面やポストプレイによるディフェンスのディナイを抑える時に、片手を大きく出し、パスが欲しい場所を味方へ要求する事をターゲットハンドと言います。

貰いたい箇所を強調きょうちょうする事で、パスの出し手も分かりやすく、受け手と出し手ともにミスを減らす事が出来ます。

B-MAN
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練習を多くこなす事で、マンネリ化してしまい、基本をおこたってしまう事があるぞ!
上記の基礎を忘れず、徹底して練習に励むんだ!

パス練習の種類

パスに特化した練習は様々にありますが、それぞれの練習の意図は異なります。
要点を抑えた上で練習を行うと、なお、効果的です。

対面パス

2箇所の定位置からボールを交互に出し合う基礎的なパス練習になります。

様々な種類のパスを交互に出し合う事で、正しいフォームの確認や身体の動かし方をきたえる事が出来ます。

【対面パスで練習するパスの種類】
チェストパス
バウンズパス
ワンハンドプッシュパス
アンダーハンドパス
・サイドハンドパス
オーバヘッドパス

【セット数】
全種目パスを20回目安に実施。

・一つ一つの動作を丁寧に行う
早さではなく、リズムを意識する

ツーメンパス

エンドラインから反対のエンドラインまで、ツーメンのパスを行いながら、1往復して戻ります。

ランニングパスの動作を確認しつつ、パスの受け手への取りやすさも考えましょう。

※ランニングパスについてはこちら

【セット数】
コート1往復、3setを目安に実施。

・相手の動きの先に送るリードパスを行う
バウンドパスは使わない
・スピードを緩めずに全速力で行う

トライアングルパス

同じ距離を保ち、3箇所に分かれてパスを出し合う練習です。

パス方向に対して走るパターン、パス方向とは反対に向かって走るパスランを行い、より実戦に近い形で練習を行いましょう。

【セット数】
パスを計30回を目安に実施。

・パスを出した後に走る(パスラン)動作を体に覚えさせる

スクエアパス

コートの半面を四隅に分かれ、パスとランを繰り返し行う練習になります。

青1青2の選手へパスを受けにいきます。

青2の選手は、青1へパスを出した後、青3へパスを受けに走ります。

ボールを受けた青1は、青3に対してパスを送ります。

※パスランの動作を繰り返し行います。

ハーフコートのウォームアップとしても多くのチームで使われており、実践を考えたパスランとランニングパスの練習にもなります。

最初は、一つのボールで行い、慣れてきたら二つのボールでスクエアパスを行いましょう。

【セット数】
カウントを全員で数え、50回を目安に実施。

・パスを出した後に走る(パスラン)動作を体に覚えさせる
空中でのキャッチ(エアキャッチ)の意識

ランニングパスの練習法について

ランニングパスの練習は、ツーメンパス以外にもスリーメンなどの速攻練習でもやしなう事が出来ます。

早いスピードが求められるファーストブレイク(速攻)の中で、リードパスやターゲットハンドなど実戦に近い形でパス練習とシュート練習も併用へいようした本格的な練習が行えます。

※スリーメンの練習法についてはこちら

まとめ

パス練習において大切になるのが、その練習が実践の試合でどこに直結するかが、ポイントになります。

パススキルやバリエーションは勿論、パスの後の動きからパスの受け方といった細部まで意識をする事により、練習の効果を更に引き上げる事が期待できるでしょう。

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