この記事で分かること!
・センターポジションについて
・センタープレイヤーに必要な能力とは
・センターの練習メニュー
・センター練習で意識をすること
センターポジションについて
バスケにおけるセンターとは、チームの中でも身長の高い選手が置かれ、オフェンスとディフェンスの両面で重要となるポジションです。
特にその高さを生かして、ゴール付近での活躍を求められ、「リバウンド」「ポストプレー」「スクリーン」など試合において、重要な役割を担います。
今回は、強いセンタープレーヤーになる為の練習方法について詳しく解説していきます。
チームに一人、力強いセンターがいると心強いよね!
強いセンターを目指すには、相応の努力と練習が必要になるんだ!
センタープレイヤーに必要な能力
近年のセンタープレイヤーは、アウトサイドも卒なくこなし、幅広いオールラウンドスキルが求められています。
しかし、アウトサイドでプレーを行う場合、インサイドでのアドバンテージが弱くなり、状況によっては、チームにとってマイナスに働いてしまうケースもあるのです。
センターは、インサイドで強く戦える事を最低条件とし、その付加価値としてアウトサイドスキルがある事を理解しましょう。
センターの練習メニュー
センターが行うべき練習メニューについて、確認していきましょう。
① リングタッチ
【内容】
フリースローラインから勢いを付けてリングに向かってジャンプを行います。
ジャンプをした後、フリースローラインに都度戻り、左右交互に動作を繰り返します。
自身の最高到達点を体で覚えさせ、左右どちらからでも高い跳躍を可能にさせる練習です。
ランニングシュートやランニングリバウンド、選手によってはダンクシュートの基礎能力を上げれます。
【set数】
左右5回づつのジャンプを計2set実施。
・スタンディングとランニングで踏み切りを変える
・常に最高到達点でリングに触れることを意識する
② リバウンドドリル
【内容】
バックボードにボールをぶつけて、リバウンドキャッチからシュートまでを行います。
リバウンド動作は力強く行い、ボールを下に落とさずに、素早くシュートまで実施します。
左右交互を繰り返し、ワンハンドキャッチを意識して練習しましょう。
【set数】
左右交互に5回づつ実施。
・キャッチからシュートまでの動作を素早く
・ボールキャッチは音を立てる位に強く
③ マイカンドリル
【内容】
ゴール下で連続シュートを行う練習になります。
ゴール下の左右45度の位置から、交互にジャンプシュート、若しくはフックシュートを繰り返し行います。
左右のシュートの安定性の向上、またボールを落とさない様にキープをするハンドリング力を鍛える事ができます。
【set数】
左右10本連続inを実施。
・ボールを床に落とさない様にキープ
・体が左右に流れない様に真っ直ぐジャンプ
④ ポストアップ1on1
【内容】
トップとウイングにパッサー置き、ローポストからハイポストの間でポジション取り、そして1対1を行います。
ディフェンスは、ポジションを安易に取らせない様にディナイを厳しく行い、オフェンスはボールマンに正対してポジション取りを行います。
ボールが入ったら1対1を行い、なるべく時間を掛けずにオフェンスを行いましょう。
ペイントエリア付近での得点方法を実践的に練習ができます。
【set数】
10分間を目安に実施。
・3秒ルールも意識してオフェンスを行う
・ボールを貰う前から全力で取り組む
⑤ ウイングからの2on2
トップにパッサーを置き、ウイングとポストのポジションから2対2を行います。
実践で1番多くなる2対2の攻撃パターンを磨くのと共に、センターポジションのオフボールでの動作や連携の幅を増やす練習でもあります。
上記の様な2対2から始まるシュチュエーションを想定し、センターの動きを学びましょう。
【set数】
10分間を目安に実施。
センター練習で意識をすること
センターの練習中に、常に意識をすべき事があります。
重心を低く保つ
重心を低く保つ事で、強い姿勢を作る事ができます。
センタープレーは、相手とのぶつかり合いが基本となり、棒立ちでは相手に押し負けてしまいます。
練習中から常に、パワーポジションを意識して練習に取り組みましょう。
視野を広く持つ
ゴールに近い位置からプレーを強いられるセンターは、ディフェンスから狙われやすいリスクが付きまといます。
センターは、広い視野を持たなければディフェンスに死角からボールを奪われる危険性が高くなってしまうのです。
ボールを持ち過ぎず、周りに意識を向けたプレーを心掛けましょう。
重心を低く、視野を広く
意識をするだけで、練習の効果はグッと上がるだろう!
さいごに
センターの練習において、考えてバスケをすることは重要になります。
漠然と練習を行うだけでなく、実践に繋がるように考えて動けば、質の高い練習が出来る様になります。
ただ、ジャンプを行う練習でも、リバウンドやシュートを想定して、跳躍をするだけで成果は大きく変化するので、「考えて」バスケを行う事を意識すべきでしょう。
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