この記事で分かること!
・ピボットとは何か
・ピボットが使われる場面
・ピボットのやり方
・ピボットの基本姿勢
・2種類のターンを使い分ける
・ピボットの注意点とは
・ピボットの練習方法
ピボットとは
ボールを持った選手が片足をコートから動かさず反対の足で自由にステップを踏み込む動作を「ピボット」と呼びます。
ピボットを使う事で方向転換が行え、ディフェンスからボールを奪われずに視点を変える事が可能になります。
コートに着いている軸足を「ピボットフット」、そして自由に動かせる足を「フリーフット」と呼ぶのです。
今回は、ピボットの基本とやり方について詳しく解説していきます。
ピボットってどんなスキルなの。。?
初心者の人には必須というべき程、基礎的なバスケの動きになるんだぞ!
ピボットが使われる場面
ピボットはディフェンスがプレッシャーを掛けに詰め寄って来る場面で活用されます。
ディフェンスに視界を遮られた時、ピボットを使う事で視点を切り替えて360度見渡すことが出来るのです。
また、まだ一度もドリブルをついていない状況であれば、ピボットからディフェンスとの間でズレを作り、ドライブで抜き去ることも可能になるでしょう。
ピボットのやり方
ピボットを行う上で「基本姿勢」と「ターン」の種類について確認していきましょう。
ピボットの基本姿勢
ピボットの姿勢は、膝を曲げて重心を低く落とした「パワーポジション」をキープして行います。
重心が高く浮いているとディフェンスのプレッシャーに負けて体勢を大きく崩してしまうので注意が必要です。
2種類のターンを使い分ける
ピボットの動作は、「フロントターン」と「バックターン」の2種類を使い分けて行います。
フロントターンとは体の正面方向に回転を行う手法になり、フリーフットの足をつま先から動かしてターンを行います。
対するバックターンは身体の背中方向に回転を行い、フリーフットの足を踵から動かすターンになるのです。
腰の回転を意識しながら2種類のターンでピボットを切り返しましょう。
ピボットの注意点
ピボットで確実に方向転換を行う為の注意点を見ていきましょう。
① ボールポジションの意識
ピボットは必ず両肘を張って力強くボールを保持して行わなければなりません。
またステップを切り返す時は頭の上を通すか、膝より下でボールを通す心掛けをしましょう。
体の前にボールを通してしまうと、ディフェンスからスティールを狙われる危険が高くなるので注意が必要です。
② 重心を軸足に据える
何度でも踏み込みが行えるピボットは、軸足が動いてしまうとバイオレーションになってしまう危険があります。
特にディフェンスからプレッシャーを掛けられ、フリーフットに重心が傾いてしまうとピボットフットがズレてトラベリングになる場合があるのです。
フリーフットを動かす時は、常に体重をピボットフットに据える心掛けが必要でしょう。
③ ボールの持ち過ぎに気を付ける
ピボットは多方向にステップが切り返せる反面でボールの持ち過ぎに注意が必要です。
バスケのルール上、長くボールを持ち続けてしまうと「5秒ルール」のバイオレーションになってしまうのです。
【5秒ルールとは】
ドリブルやパスを行わず5秒以上ボールを持ち続けた場合、相手チームの攻撃権が移る
バスケは常に時間を意識して攻撃を行わなければならない為、ボールの持ち過ぎには注意しましょう。
ピボットの練習
ピボットを実戦で活用する為には常日頃から反復練習を行い、体で動作を覚えさせる必要があります。
2人1組でオフェンスとディフェンスに分かれ、ピボットを繰り返す練習をしましょう。
ディフェンスが距離を詰めてボールを奪いに行き、オフェンスはディフェンスのプレッシャーを掻い潜りピボットを切り返すのです。
重心は低く保ったままフロントターンとバックターンを使い、時間を決めて交互にピボットの練習を取り組みましょう。
・重心は一定の低さを保ちながらピボットを行う
・ステップを素早く切り返す
・ディフェンスはボールを奪いにプレッシャーを強く掛ける
・30秒を目安に攻守を交代する(3set)
ピボットを練習する事でボールのキープだけでなく、様々な角度から視野を広げることが出来るんだぞ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
初心者がバスケの基本動作を習う上で初めに覚える技術がピボットになります。
ピボットがスムーズに切り返せる事で試合中のミスも大幅に減らせる事でしょう。
コメント