【バスケ】ホーンズセット(Horns Set)の基本と動き方

オフェンス
B-MAN
B-MAN

この記事で分かること

ホーンズセットとは何か

ホーンズセットの基本位置について

ホーンズセットの動き方とは

ホーンズセットの特徴

ホーンズセットとは

バスケにおける「ホーンズ(Horns)」とは、NBAでも使われるオフェンス時のセットプレーの事を指します。

攻撃の陣形じんけいつのの様な形になる事から「ホーン」の名前が付けられています。

ガード、フォワード、センターの全てのポジションからシュートを狙える汎用的はんようてきなセットプレーになります。

B助
B助

攻撃の選択肢がとても多いフォーメーションなんだね!

B-MAN
B-MAN

ガードをトップに三角の形を作るこのフォーメーションは、様々な角度から得点を狙える攻撃だぞ!

ホーンズセットの基本位置

ポイントガードをトップ、ハイポストにインサイドプレイヤー、コーナーにシューターを配置して始動します。

この配置はAのスペルに似ている事から「Aセット」と呼ばれる事もあります。

ホーンズセットの動き方

ホーンズの攻撃バリエーションを確認しましょう。

1.ホーンズ ピック&ロール
2.ホーンズ セカンドピック
3.ホーンズ フレアカット
4.ホーンズ フレックス
5.ホーンズ シザースカット
6.ホーンズ UCLAカット

1.ホーンズ ピック&ロール

ホーンズセットの中心になる攻め方がピック&ロールになります。

ハイポストのエルボーにいる青5からトップの青1へスクリーンを掛けに行きます。

青1は、ドリブルでゴールまで切り込み自らシュートを打つか、パスを出してアシストを狙います。

2.ホーンズ セカンドピック

ファーストオプションのピック&ロールが成立しない場合、セカンドオプションのピックを狙います。

青5青1へスクリーンを掛け、ピック&ロールを展開します。

青5のピック&ロールが上手くいかない時、反対のエルボーにいる青4青1へもう一度ピック&ロールを仕掛けにいきます。

青4は、青5と動きが被らない様にアウトかインか動きを合わせましょう。

3.ホーンズ フレアカット

オフェンスの中心場所でもあるハイポストにボールを預けて、攻撃を展開させます。

青1は、ハイポストにいる青5にパスを出します。

青4は、青1にスクリーンを行いフレアカットをさせてスペースを作ります。

青5は、ディフェンスの反応を見ながら1対1やアシストを狙いましょう。

4.ホーンズ フレックス

ハイポストにボールを預けて、コーナーへバックスクリーンを狙います。

ボールマンの青1から青4へパスを出し、ゴールへカッティングをします。

青1は、コーナーに構えている青3にバックスクリーンを掛けます。

青1は、青5のダウンスクリーンを使い、再びトップに上がります。

※フレックスオフェンスについて詳しくはこちら

5.ホーンズ シザースカット

ハイポストからシザースカットを使ったオフェンスを展開します。

青1からハイポストにいる青5にパスを出し、動きが始動します。

青4青5にハンドオフでパスを受ける様にゴールへカッティングします。

青4のカッティングの後、青1は進行方向とは反対に動きのフェイントを入れ、青5にハンドオフでパスを受ける様にゴールへカッティングします。

青5は、パスを狙いつつ、ディフェンスを見て1対1を仕掛けましょう。

※シザースカットについて詳しくはこちら

6.ホーンズ UCLAカット

コーナーにパスを振り、ガードがスクリーンを使いゴールへ飛び込みシュートを狙います。

青1がコーナーにいる青3にパスを出します。

青5は、青1にバックスクリーンを作り、ゴールへカッティングさせます。

青5のスクリーン後はトップに広がり、ボールを受ける準備をしましょう。

※UCLAカットについて詳しくはこちら

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

ホーンズセットの特徴

ホーンズを中心にオフェンスを組み立てる時、どの様な特徴があるかを確認して行きましょう。

・広い攻撃の選択肢
・スモールセンターでも有効
・ポイントガードの能力重視

広い攻撃の選択肢

ホーンズセットの一番の特徴は、その攻撃のバリエーションにあります。

トップからポイントガードがボールをコントロールする際、左右・正面とオプションが幅広く存在します。

また、各ポジションからオフェンスチャンスを作れる事から、ディフェンスも対応が難しくなるセットプレーです。

スモールセンターでも有効

基本的にホーンズセットのセンターの動きは、ハイポスト付近から攻撃のチャンスをうかがいます。

ゴールから少し離れたミドルレンジのオフェンスが中心の為、冷静な判断とパス回しが得意なセンターであれば、より効果的に機能きのう出来るでしょう。

ポイントガードの能力重視

ホーンズセットは様々な攻撃バリエーションが展開出来る強みがありますが、その攻撃の選択を求められるのは、トップでボールをコントロールするポイントガードが基本です。

ホーンズをメインで組み立てるチームにとっては、その選択で試合の勝敗が変わってしまうと言っても過言かごんでは無いのです。

ディフェンスとオフェンスの状況を考えながら、的確てきかくなチョイスが出来るポイントガードがチームに必要になります。

B-MAN
B-MAN

ホーンズセットは、フォーメーションオフェンスの中でも基礎的な動きになるんだ!

動きの理解を深める事ができれば、あらゆる応用にも対応できる様になるだろう!

さいごに

ホーンズセットは、その幅広い攻撃の選択肢から様々なチームで採用されているフォーメーションですが、それだけに個人が求められるスキルも多くなります。

ホーンズセットは、あくまで攻撃のエントリー(入口)に過ぎず、重要になる事はその先にある個人技量になるのを理解しましょう。

コメント