この記事で分かること!
・トライアングルオフェンスとは何か
・トライアングルオフェンスの動き方について
・トライアングルオフェンスのエントリー
・トライアングルオフェンスの攻撃パターン
・トライアングルオフェンスの特徴
・トライアングルオフェンスの注意点
トライアングルオフェンスとは
「トライアングルオフェンス」とは、ハーフサイドからアウトサイド2人、インサイド1人の3人で、三角形を作って攻めるオフェンス戦術になります。
マイケルジョーダン率いるシカゴブルズが、使っていた事から、一躍有名になったフォーメーションなのです。
必ずしも、決められた動きがある訳ではなく、選手それぞれの発想と個人技が重要になります。
今回は、トライアングルオフェンスの動き方から特徴について解説していきます。
トライアングルオフェンスってどんな戦術?
オフェンスの陣形で三角形を作る事で、多角的に攻撃を作る事が出来るんだぞ!
トライアングルオフェンスの動き方
トライアングルオフェンスの基本的な動き方について見ていきましょう。
トライアングルオフェンスのエントリー
トライアングルオフェンスの陣形を作るまでの動き方について見ていきましょう。
① 青1がウイングにいる青2へパスを送り、コーナーへカッティングします。
② 反対サイドの青3はトップに上がり、青4はウイングへと動きます。
③ ハーフサイドでトライアングル(三角形)を作り、パスを回してチャンスを狙うのが基本です。
トライアングルオフェンスの攻撃パターン
定位置からパスだけを回していては、チャンスは作れません。
トライアングルオフェンスからカッティングやスクリーンを駆使して、動きの中でチャンスを見出していきます。
トライアングルオフェンスの攻め方 パターン1
① アウトサイドの青2からポストにいる青5にボールを入れます。
② 青2はパスの後、コーナーにいる青1へダウンスクリーンを作ります。
③ 青1はスクリーンを使い、ウイングでボールを受けてシュートを狙います。
アウトサイドの選手同士で入れ替わり、シュートチャンスを作ります。
また、アウトサイドのディフェンスもマークマンを追う事になるので、インサイドの選手の1対1が行い易くなります。
トライアングルオフェンスの攻め方 パターン2
① アウトサイドの青2からポストにいる青5にボールを入れ、ボールサイドとは反対の青4はローポストへ移動します。
② 青5がボールを受けた後、タイミングを見計らい青4が、青3へバックスクリーンを作ります。
③ 青3はスクリーンを使い、ゴールに向かってカッティングします。
ボールサイドとは反対の選手も立ち止まらずに動く事が大切になります。
トライアングルオフェンスの攻め方 パターン3
① アウトサイドの青2からポストにいる青5にボールを入れます。
② 青1と青2はゴールに向かってカッティングをし、青5はハンドオフでパスを狙います。
青5は、ローポストから自身の1対1、若くはノーマークの選手を見つけてパスを捌きましょう。
トライアングルオフェンスの特徴
トライアングルオフェンスは、どの様なチームに適した戦術になるのでしょうか。
フォーメーションの特徴について考えていきましょう。
・スキルの高い選手を活かす戦術
・センターポジションの重要性
スキルの高い選手を活かす戦術
トライアングルオフェンスは、得点能力の高い、シューターやフォワードがいるチームに適した戦術です。
どれ程、個人能力が高い選手でも、1人だけで勝つには限界があります。
トライアングルオフェンスは、エースを起点にしつつも、他の選手を活かして得点を積み重ねられるのです。
シカゴブルズの「マイケルジョーダン」、レイカーズの「コービーブライアント」など、絶対エースがいるチームで、輝くオフェンスシステムになるのです。
センターポジションの重要性
トライアングルオフェンスは、センターの動きが重要です。
ローポストからの1on1は勿論、アウトサイドのノーマークを見極めて、冷静にパスを行うアシスト能力も必要になります。
ゴール付近でボールを扱う事は、リスクにも繋がりますが、ディフェンス全体の動きと意識を逸らすことが出来る重要なポジションになるのです。
トライアングルオフェンスの注意点
トライアングルオフェンスは、シンプルで分かりやすいフォーメーションですが、注意点もあります。
逆サイドのオフェンスの動き
トライアングルオフェンスと聞くと、ボールサイドの3対3と思われがちですが、オフェンス5人で作るフォーメーションになるのです。
ボールサイドとは、反対の2人の選手もお互いにスクリーンを掛けたり、積極的にカッティングを行い、ノーマークの状況を演出しましょう。
高い個人スキルが要求される
トライアングルオフェンスのポイントは、各選手の判断や動き方で、フォーメーションとしての機能性が大きく変化します。
三角形の「固定位置」から攻撃チャンスを伺う為、常に動きの中から得点を狙う他の戦術と比較すると、選手個人がディフェンスを切り崩せるスキルが要求されるのです。
個人能力に長けた選手がいなければ、トライアングルオフェンスを最大限に活かすことは出来ないでしょう。
個人スキルを活かすのに打って付けの戦術なんだ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
動きが決められた他の戦術とは異なり、トライアングルオフェンスは、能力のある選手を活かす特徴があります。
確かに、試合などの実践では、使えるチームが限られてきますが、練習中では積極的に導入して個々の能力を鍛えていくべきでしょう。
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