この記事で分かること!
・ファーストブレイク(速攻)とは
・ファーストブレイクの強みについて
・ファーストブレイクの動き方とは
・ファーストブレイクの練習法について
ファーストブレイク(速攻)とは
バスケにおける「ファーストブレイク(速攻)」とは、相手が守りの陣形を作る前に、素早くパスやドリブルを使い、攻め込み得点を狙う手法を指します。
基本的には、5対5の状況からセットオフェンスを組み立てて、ディフェンスを崩していきますが、トランジションを素早く切り返す事で、試合の中で何度か生まれるチャンスを作り、ファーストブレイクから得点をを狙えるのです。
ファーストブレイクの基本的な知識と動き方を学びましょう。
速攻はバスケのオフェンスの中でも理想のシュートシーンだよね!
ファーストブレイクを成功させる事ができれば、試合の主導権を掴む大きなチャンスになるんだ!
ファーストブレイクの強み
ファーストブレイクのチャンスは、試合中何度も起きる事はありません。
ファーストブレイクを狙うメリットは何があるのでしょうか。
流れを呼び込む
バスケはリズムのスポーツです。
40分間という長い試合時間の中で、一定のリズムで試合が進み続ける事はなく、チームの雰囲気が良い時もあれば、悪い時間も出てくるものです。
ランニングプレーで決まるファーストブレイクは、バスケにおいて理想のシュートシーンとも言え、チームに良い流れを呼び込む事が出来るのです。
点差を広げられる
ファーストブレイクは殆どの場合が、相手チームのシュートミスからディフェンスリバウンドを取り、始動します。
相手のミスと速攻による点数加点は、得点を引き離すチャンスであると言えるでしょう。
身長差へのリカバリー
バスケットボールと言う競技は、身長差や体格差で優劣が浮き彫りに出る場合があり、低身長の選手に不利に働くシュチュエーションが多くあります。
しかし、ファーストブレイクを中心にオフェンスを組み立てるチームであれば、走力を基点に得点を取るバスケで、例え、身長差で劣る相手でも戦う事が出来るでしょう。
ファーストブレイクの動き方
ファーストブレイクの一連の流れを確認しましょう。
ファーストブレイクは、大きく二つのブレイクが存在します。
・ツーメンブレイク
・スリーメンブレイク
ツーメンブレイク
① インサイドプレイヤーのCがリバウンドを取り、ファーストブレイクの動きが始動します。
PGは、パスを受けにコート中央に移動し、そして、ウイング選手の1人は、自軍の選手がリバウンドを取る事を予測してコートの最前線を走り抜けます。
②Cは、ウイングをフリーで走っているSFに対して、ロングパスを出しノーマークでレイアップシュートを決めます。
ロングパスが狙えない場合、Cは、PGにボールを渡し、次のチャンスを狙いましょう。
スリーメンブレイク
① インサイドプレイヤーのCがリバウンドを取り、ファーストブレイクの動きが始動します。
PGはコート中央付近でCのパスを受けに行きます。
※コート中央で貰うのは、左右へのパスを等しく出す為にあります。
② Cがリバウンドを取った事を見計らい、SGとSFはコートサイドの左右をゴールへ向けて駆け抜けます。
③ シュートフィニッシュはPGからウイングを走っていたSGかSFの選手へパスを出し、フリーの状態、若しくはアウトナンバーのスペースに対して、レイアップで終わる様にしましょう。
【ポイント】
・速攻の場面では、ドリブルはなるべく使わずにパスを中心に素早く展開しましょう。
・センターもコート中央を走り抜ける事で、ディフェンスへの脅威になります。
ファーストブレイクの練習法
ファーストブレイクのスピードを上げ、尚且つ正確にシュートを決める為には、どの様な練習が望ましいでしょうか。
スリーメン (三線速攻)
ファーストブレイクに必要な動きの中のパスワークと選手の走力を同時に鍛えられる練習です。
バスケの速攻練習で、多くのチームで行われている「スリーメン」は、3人でパスを回しながら、レイアップシュートを決めて1往復する練習内容になります。
スリーメンを速く、スムーズに行えるチームは、速攻の場面でも的確に得点を狙う事が可能になります。
アウトナンバーオフェンス
「アウトナンバー」とは、オフェンスがディフェンスの数よりも多いシュチュエーションの事を言います。
動きの中で適切にディフェンスのスペースを突けるスキルは、チーム内で常日頃からの練習が重要になる事を理解しましょう。
速攻練習は、バスケスキルと脚力を効率よく伸ばす事が出来るんだ!
さいごに
ファーストブレイクは、チームのレベルが拮抗する程、その機会は少なくなります。
少ないチャンスを如何に、的確に攻め切る事が出来るかで試合の勝敗を分ける事になります。
チーム全体の走力を強化し、速攻の場面は必ず決められる正確性も身につける様にしましょう。
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