【バスケ】アイバーソンカット(AIカット)の基本と動き方

オフェンス
B-MAN
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この記事で分かること

アイバーソンカット(AIカット)とは何か

アイバーソンカットの基本動作

アイバーソンカットの特徴

 得点力のある選手を活かした戦略

 オフェンスのエントリーとして有効

アイバーソンカットの応用

 カールカット

 ピック&ロール

アイバーソンカット(AIカット)とは

得点能力の高い選手の1対1を活かす為に、スクリーンを使って、ノーマークを作るフォーメーションを「アイバーソンカット」、又は「AIカット」と呼びます。

2000年代に活躍したNBAプレイヤー「アレン・アイバーソン」の名前から由来が来ており、同チームの監督である「ラリー・ブラウン氏」が考案した戦術になるのです。

183cmとNBAでは小柄こがらなアレン・アイバーソンが、通算4度の得点王に輝くなど、エースの能力を最大限に引き出す為のフォーメーションと言えるでしょう。

今回は、アイバーソンカットの基本動作について解説していきます。

B助
B助

得点能力の高い選手を活かす戦術になるだね!

B-MAN
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そうだぞ!エースにボールを沢山回して、得点を積み重ねるんだ!

アイバーソンカットの基本動作

アイバーソンカットの基本動作について確認していきましょう。

先ず、アイバーソンカットは、トップにボールマンを置いた1-4ハイセットから始動します。

ウイングにいる青2が、反対サイドへと大きくカッティングを行います。

ハイポストにいる青4青5がスクリーンを作り、そのスクリーンを使って青3がコートを横断する様にカッティングします。

青3は、広く空いたスペースでボールを貰い、ゴールを狙うのです。

アイバーソンカットの特徴

アイバーソンカットは、どの様な強みのある戦術になるのでしょうか。

・得点力のある選手を活かした戦略
・オフェンスのエントリーとして有効

得点力のある選手を活かした戦略

アイバーソンカットの最大の強みは、得点能力の高い選手に、多くボールを持たせられる点にあります。

試合の中でオフェンスの回数は限られており、どれだけ自チームの得意なパターンからシュートを狙えるかが勝敗を左右します。

得点能力の高い選手へ、確実にボールを届ける事で、自分達の理想的な点の取り方を演出出来るフォーメーションになるのです。

オフェンスのエントリーとして有効

アイバーソンカットは、オフェンスのエントリー(入り口)として、多くのチームで効果的な戦術と言えます。

オフェンス全体の足が止まっている場面、司令塔がコール(合図あいず)する事で、意図的に選手達の足を動かせられるのです。

また、アイバーソンカットは、選手の1対1だけでなく様々な応用を利かせる事も可能になるのです。

アイバーソンカットの応用

アイバーソンカットをエントリーに使った、応用の動き方について確認していきましょう。

カールカット

1-4ハイセットから始まるアイバーソンカットは、ゴール下に広いスペースが作られます。

ディフェンスが遅れて付いてくる場合は、ゴールに向かって走り込む「カールカット」が効果的になります。

先ず、基本通り、青2が反対サイドへとカッティングを行い、ハイポストの選手がスクリーンを作ります。

青3は、2つのスクリーンを使いながら、反対サイドのウイングではなく、ゴールにカールカットを行ってボールを受けます。

ピック&ロール

アイバーソンカットは、ボールマンとスクリーナーで2対2を作る「ピック&ロール」も有効です。

得点能力の高い選手に対して、更にスクリーンを作る事で、得点の狙い方の幅を広げる事が可能になります。

アイバーソンカットで、反対サイドのウイングで青3がボールを受けます。

ハイポストの青4は、青5に対してスクリーンを作り、交差する様に動きます。

青5は、青3のディフェンスへスクリーンを掛け、ピック&ロールを展開するのです。

※ピック&ロールについて詳しくはコチラ

B-MAN
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アイバーソンカットは、様々な応用から幅広い攻撃展開が出来るんだぞ!

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さいごに

いかがでしたでしょうか。

アイバーソンカットを使う事で、様々なバリエーションの攻撃展開が行える事が分かった事でしょう。

1人の選手を活かす為に、オフェンス全員が意図を持って動き得点を目指す戦術なのです。

是非、チームへの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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