この記事で分かること!
・ポイントガードとは何か
・ポイントガードの役割とは
① ボール運び
② ゲームメイク
③ アシスト(配球)
・ポイントガードに必要な能力について
① 判断力
② 広い視野
③ クイックネス(敏捷性)
④ ハンドリング力
⑤ アウトサイドシュート
・代表的なポイントガード
・マジック・ジョンソン
・アレン・アイバーソン
・ジェイソン・キッド
・ステフィン・カリー
ポイントガードとは
バスケの試合に出るメンバーは、5つの役割に分けられ、その内の1つに「ポイントガード(point guard)」と呼ばれるポジションがあります。
【バスケのポジション一覧】
・ポイントガード(PG、1番) ←これ
・シューティングガード(SG、2番)
・スモールフォワード(SF、3番)
・パワーフォワード(PF、4番)
・センター(C、5番)
チームの中でも、ドリブルが上手く小回りが利きやすい低身長の選手が任せられます。
今回は、ポイントガードの役割と適正について詳しく解説していきます。
コート上の監督とも呼ばれるぐらい重要なポジションだね!
試合中に一番ボールを保持する事となり、その分、ゲームの勝敗を分ける大きな判断をしなければならないんだ!
ポイントガードの役割
ポイントガードには、どの様な役割があるのでしょうか。
主な3つの役割について解説していきます。
① ボール運び
ポイントガードは、ディフェンスからオフェンスへと切り替わる時、素早くボールをフロントコート(攻撃をする方のコート)へと運ぶ役割があります。
この時、ボール運びが上手くいかずに、ボールを奪われてしまうと攻撃権を失うどころか敵チームにチャンスを与える事になるのです。
ボール運びが安定しなければ、試合にすらならない程、点差が離されてしまう可能性があります。
ポイントガードの重要な役割の一つになるでしょう。
② ゲームメイク
ポイントガードは、コート上の「司令塔」とも呼ばれるポジションになります。
他のポジションの選手へ指示を出す事、戦術を決めて味方を動かす事など、「ゲームメイク(Game Make)」を行うのが主な役割なのです。
Game=試合
Make=作る
上記の文字通り、試合を作るポイントガードは、自分の判断一つでチームの勝利を左右させる事になるでしょう。
③ アシスト(配球)
ポイントガードは、味方へボールをスムーズに繋げる必要があります。
もちろん、ポイントガード自身が得点の基軸となる事も大事ですが、味方のプレーを活かすのも、このポジションの役割になるのです。
あくまでも、自分が点を取る強い意志を持ちながらも、確実にフリーになっている選手にパスを捌いて得点を演出させる役割もあります。
ポイントガードに必要な能力
ポイントガードに必要となる能力(スキル)は、どの様なものが考えられるでしょうか。
必須となる5つのスキルを確認していきましょう。
① 判断力
バスケの試合では、常に様々な判断が求められるスポーツとなります。
・誰にパスを捌くべきか?
・いつシュートを打つべきか?
・何処へ動くべきなのか?
特にポイントガードのポジションは、チームの司令塔となる役割を果たす為、他のポジションより多くの判断を強いられる事があります。
チームの勝利を導く為に、瞬時に適切な判断を行い、行動に移していく能力が必要になるのです。
② 広い視野
ポイントガードは、コート全体を把握する「広い視野」が必須です。
・仲間全員の立ち位置
・相手ディフェンスの立ち位置
先程も述べた様に、ポイントガードの役割には、「ボール運び」や「ゲームメイク」が主な仕事に含まれています。
いずれも、コートを見渡す視野がなければ成り立たない役割となるのです。
③ クイックネス(敏捷性)
「クイックネス」とは、素早く身体を動かせる能力を指します。
特にガードポジションの選手は、ディフェンスを抜き去る動作やトランジションの速度を高める為に、大切なスキルになるのです。
バスケでは、100mを速く走る力よりも、如何に1歩目の足を素早く出せるかが重要になるのです。
④ ハンドリング力
試合の中で、最もボールに触れているポジションは、ポイントガードだとよく呼ばれます。
ドリブルやパスを安定的に行う為には、高い「ハンドリング」スキルが重要になるのです。
優秀なポイントガード程、ボールが手に吸い付いている様に安定し、ミスなくゲームを進める事が出来るのです。
⑤ アウトサイドシュート
元来のポイントガードの役割は、ドライブから味方にパスを捌きアシストを演出するのが一般的でした。
しかし、近年では、シューティングガードの役割である「アウトサイドシュート」を狙えるのが当たり前になってきました。(※コンボガード)
高いレベルになるに連れて、コンボガードの様な幅広いスキルが求められてきているのです。
【※コンボガードとは?】
ポイントガードとシューティングガードの両方の役割をこなす選手を指します。
代表的なポイントガードの選手
バスケットボールのトッププロである「NBA」では、過去も現代も優秀なポイントガードが沢山います。
代表的なNBAのポイントガードを見ていきましょう。
マジック・ジョンソン
1980年代にロサンゼルス・レイカーズで活躍をした名ポイントガードが「マジック・ジョンソン」です。
ポイントガードとしては、大きい体格(206cm)から魅せるパスで観客を魅了し、史上最高のポイントガードの呼び声が高いプレーヤーです。
アレン・アイバーソン
183cmとNBAでは小柄ながら、4度の得点王に輝いた選手が「アレン・アイバーソン」になります。
得意のドリブルスキル「クロスオーバー」を活かして、得点を量産する超攻撃的ポイントガードです。
ジェイソン・キッド
NBAでも、新人王やアシスト王に輝き、得意のアシストだけでなく、リバウンドやディフェンス面でも幅広い活躍をしてきたプレーヤーが「ジェイソン・キッド」になります。
自分自身の成績にこだわらず、チームの勝利の為にバスケをする献身的で偉大なプレーヤーの1人です。
ステフィン・カリー
コンボガードの代名詞とも呼び声高いプレーヤーが「ステフィン・カリー」です。
ドリブル、シュート共にNBAでも屈指のスキルを持ち合わせており、正確なスリーポイントシュートは勿論、そのシュートを放つ為の「スペース作り」や「タイミング」は、常人では考えられない驚異的な才能を感じさせるプレーヤーになります。
ポイントガードの中でも色々なスタイルのガードがいるぞ!
さいごに
ポイントガードは、ボールコントロール、ドリブル、視野、アシスト力、リーダーシップなど、チームの勝利を左右する重要な役割を担うポジションになります。
個人のスキルは勿論、チームの事を誰よりも考え、また自分の考えを周りに理解させなければなりません。
チーム力はポイントガード一人で強くも弱くもなります。
知識を持って最高のポイントガードを目指しましょう。
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