この記事で分かること!
・シューティングガードとは何か
・シューティングガードの役割とは
① アウトサイドシュート
② ポイントガードの補佐
・シューティングガードに必要な能力(スキル)について
① シュート力
② カッティング
③ 味方を使う能力(スクリーンプレー)
④ メンタルコントロール
・代表的なシューティングガードの選手
・マイケル・ジョーダン
・コービー・ブライアント
・レジー・ミラー
・ジェームズ・ハーデン
シューティングガードとは
バスケでは、5つあるポジション中の1つで、主にアウトサイドシュートやポイントガードの補佐を役割としたポジションを「シューティングガード(Shooting Guard)」と言います。
「シューティング」の名前が入っている通り、チームの中でもシュートを狙う役割が多く求められます。
特に、スリーポイントシュート(3点)を中心にゴールを狙う「シューター」も、このポジションが当てはまるのです。
シューティングガードの名前以外にも、「2番」などの番号でポジション名を呼ばれる場合があります。
【バスケのポジション一覧】
・ポイントガード(1番、PG)
・シューティングガード(2番、SG)←これ
・スモールフォワード(3番、SF)
・パワーフォワード(4番、PF)
・センター(5番、C)
今回は、シューティングガードの役割と求められるスキルについて解説していきます。
バスケでも花のある3Pシュートが特徴的なポジションだね!
シューティングガードは、外角からの得点だけじゃなく、ガードポジションとして一定程度のボールコントロール能力も必要になってくるぞ!
シューティングガードの役割
シューティングガードの役割は、大きく2つあります。
① アウトサイドシュート
シューティングガードの1番の役割と言えるのが、「アウトサイドシュート」を決める事です。
単に、スリーポイントシュートは、「3点が取れる」といった理由だけでなく、その他にも大きなメリットを生む事になります。
それは、相手のディフェンスを広げられる点にあります。
ディフェンスがアウトサイドシュートを警戒する事で、ゴール付近であるインサイドにスペースが生まれ、「ポストプレー」や「カッティング」が行いやすくなるのです。
チームに優秀なシューターがいれば、より質の高いオフェンスが可能になるのです。
② ポイントガードの補佐
同じガードポジションである「ポイントガード」は、様々な役割が任せられています。
・ボール運び
フロントコートに素早くボールを運び、オフェンスを展開する役割
・ゲームメイク
チームの司令塔として仲間に指示を出し、試合を作る役割
・アシスト(配球)
味方を活かしてパスを捌き、シュートの中継役になる役割
これらの役割を一試合通して、ポイントガードだけに任せる事は大変です。
時として、シューティングガードは、ポイントガードの役割を手伝い、試合をコントロールする仕事もこなさなければならないのです。
シューティングガードに必要な能力(スキル)
理想のシューティングガードには、どの様なスキルが求められるのかを確認していきましょう。
① シュート力
役割の項目でも述べた様に、シューティングガードに最も求められる能力は、アウトサイドからの「シュート力」です。
・ボールを遠い距離からリングへ届かせる力
・シュートフォームを安定させる体幹
・シュート確率を高める精度
常日頃から自分のシュートセンスを磨く努力をしなければ、シュート力は身に付きません。
また、練習と実践では、シュートタッチや距離感、緊張感も変わる為、普段の練習の中でいかに試合に近い感度で取り組める「集中力」も重要になるでしょう。
② カッティング
自身がノーマークでシュートを放つ為に、「カッティング」を使ったボールレシーブの能力が必要になります。
【カッティングとは】
カッティングとは、オフボールの選手がディフェンスをのマークを外す為、素早い動きでボールをもらうテクニックになります。
試合では、必ずディフェンスが邪魔をしてくるので、自分が打ちやすいリズムでシュートを放つには、マークマンを外してフリーになる必要があります。
止まった状態でチャンスは訪れないので、カッティングを上手く使いながらシュートシュチュエーションを作りましょう。
【代表的なカッティングの種類】
・Iカット
・Vカット
・Lカット
・フロントカット
・バックドアカット
③ 味方を使う能力(スクリーンプレー)
自分自身がノーマークでボールを受ける方法は、カッティングだけではありません。
味方を利用した「スクリーンプレー」で、フリーの状況を作る事ができるのです。
【スクリーンプレーとは】
オフェンス時に、1人の選手が壁を作り、もう1人の選手がその壁を使って、ディフェンスを外す連携を「スクリーンプレー」と呼びます。
バスケは、個人種目ではなく、チーム競技になる為、チームワークを活かして、周りの味方を使う技術も大切な素養なのです。
④ メンタルコントロール
どれ程の一流選手であっても、長距離からのシュートを安定して決め続けることは難しい事でしょう。
自身のコンディションによって、調子が悪い時もあれば、調子の良い日も必ずあります。
大切になるのは、シュートタッチが悪い時でも、シュートを打ち続ける強い「精神力」が必要なのです。
立て続けにシュートを外してしまうと精神的に負けてしまい、ボールから逃げてしまう時もあるはずです。
そんな時でも、チームのシューターとしてシュートを狙い続けなければならないのです。
代表的なシューティングガードの選手
過去から現在まで、優秀なシューティングガードがいるチームは、勝利に多大な貢献をしてきています。
それは、世界最高峰のバスケリーグ「NBA」でも例外ではありません。
NBAで活躍してきたシューティングガードを紹介していきます。
マイケル・ジョーダン
NBAの中でも「バスケの神様」とまで言われたプレーヤーが「マイケル・ジョーダン」になります。
バスケをやっていない人でも、その名前を知っている史上最高のバスケットボール選手と言えるでしょう。
コービー・ブライアント
プレッシャーが掛かる重要な局面でも、高い精度でシュートを決められるクラッチシューターが「コービー・ブライアント」です。
その強力なオフェンス能力は、NBA歴代2位の「81得点」を挙げるほど、素晴らしいキャリアを持ったプレーヤーになります。
レジー・ミラー
インディアナ・ペイサーズで活躍した名シューターが「レジー・ミラー」になります。
シュート力は勿論、味方のスクリーンを使いノーマークを演出する技術は、シューティングガードのお手本と言えるプレーヤーです。
ジェームズ・ハーデン
独自のステップやリズムから得点を量産するオフェンスマシーンが「ジェームズ・ハーデン」です。
シューティングガードの役割だけでなく、司令塔として、ポイントガードの動きも行えるコンボガードです。
シューティングガードもシューターとしてだけでなく、様々なタイプがあるんだ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
多くのチームがシューティングガードのポジションに得点力のある選手を配置します。
シューティングガードが外角からの脅威になる事で、相手チームのディフェンスを広げ、攻めやすくなるからです。
様々な攻撃パターンを自分で作り上げ、理想のシューティングガードを目指しましょう。
コメント