【バスケ】ネットボールの基本ルールと楽しみ方

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この記事で分かること

ネットボールとは何か

ネットボールのルールと特徴について

ネットボールの反則行為

ネットボールのポジション

ネットボールの楽しさ

ネットボールとは

イギリス発信の女性向けバスケ競技が「ネットボール」になります。

日本では馴染みがありませんが、80を超える国と地域で2000万人以上の競技人口を誇る世界的に名の知れたスポーツなのです。

バスケットボールとの大きな違いは「身体的接触の禁止」と「ドリブルが無い」といった特徴があります。

接触がほとんど起きない為、バスケよりも長い世代で楽しむことが出来る競技と言えるでしょう。

今回は、ネットボールのルールと楽しみ方について詳しく解説をしていきます。

B助
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ネットボールのルールが知りたい!

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今回は、バスケのルールとネットボールのルールを比較して見ていくぞ!

ネットボールのルールと特徴

ネットボールの用具やコート、そしてゲームの特徴について説明をしていきます。

ネットボールのコートの大きさと名称

ネットボールのコートの広さはサイドラインが30.5m、エンドライン15.25mとなっており、通常のバスケコート(28m×15m)よりも少し大きくなっています。

ネットボールコートの最大の特徴は、攻撃側ゴールサード、センターサード、守備側ゴールサードの三分割にエリアが分かれており、ポジションによって動けるエリアが制限されています。

ネットボールのゴールとボール

ネットボールのゴールは、バスケのゴールと高さは同じ3.05mとなっていますが、ゴールポストの特徴として、バックボードがありません。

ボールもネットボール専用の5号球を使用して行われます。
周径69〜71cm、重量400〜450gとサッカーボールと同じ規格になっており、ネットボールが普及していない地域では、代替えとしてサッカーボールが使用される事もあります。

ネットボールの試合人数

ネットボールの試合は、7対7で行われ、各選手にポジションが決められます。

ベンチの人数は、バスケットボールと同じ12人まで入ることが可能となります。

ネットボールの得点方式

ネットボールの得点は基本的に「1点」です。

また、シュートが打てる選手は、「ゴールアタック(GA)」と「ゴールシューター(GS)」のポジションの2つのみになっており、それら以外の選手がシュートを入れても無得点となります。

ゴールポストの周りに半円のラインが「ゴールサークル」と呼ばれ、GAとGSの選手は、この中からの得点と認められません。

バスケットボールの様に、遠くから決めるスリーポイントは存在しません。

ネットボールの試合時間

ネットボールの試合時間は、1クォーター15分間の4クォーター制を行います。

第1クォーターと第3クォーターの終了時に4分間の休憩と、第2クォーター終了時は12分若しくは、8分間のハーフタイムが取られます。

※クォータータイムは3分で行われる場合もあります。

ネットボールの反則行為

ネットボールでの反則行為を確認していきましょう。

コンタクト

試合中に、故意、若しくは偶発的であった場合でも、相手のプレーを妨げる行為は反則となり、この事を「コンタクト」と呼びます。

しかし、試合中に体の接触は起こりうる事から、相手にとってプレーの妨げにならない接触に関しては、規則として許されます。
これを「コンテスト」と呼ばれます。

ヘルドボール

全ての選手は、ボールを保持してから3秒以内にシュート、若しくは、パスを行わなければなりません。

3秒以上保持してしまうと反則になり、相手チームに攻撃権が移ります。
この行為を「ヘルドボール」と言います。

オフサイド

各選手はポジションに応じたエリアが割り当てられ、決められたエリア以外に入った場合「オフサイド」の反則が取られます。

オフサイドになった場合、相手チームに攻撃権が移ります。

オブストラクション

ディフェンスは、ボールマンであるオフェンスに対して、0.9m以上の距離を離さなければなりません。

規定の距離よりも近づいてしまうと「オブストラクション」の反則行為となります。

ネットボールのポジション

ネットボールは、ポジションが厳密に決められており、このポジションに応じてプレー範囲が定められます。

詳しく確認していきましょう。

【ネットボールの7つのポジション】
・ゴールアタック(GA)
・ゴールシューター(GS)
・ウィングアタック(WG)
・センター(C)
・ウィングディフェンス(WD)
・ゴールディフェンス(GD)
・ゴールキーパー(GK)

ゴールアタック(GA)

ゴールサード(攻撃側)、センターサードでプレーが行えるポジションが「ゴールアタック(GA)」です。

チームで2人しかいないシュートが打てるポジションとなり、GSよりも広いエリアでプレーが行える事から花形ポジションと言えるでしょう。

ゴールシューター(GS)

ゴールサード内(攻撃側)で、得点を狙うポジションが「ゴールシューター(GS)」です。

攻撃側のゴールサードのみのプレーエリアになる為、チームの点取り屋として活躍します。

ウィングアタック(WA)

ゴールサークル内以外のゴールサード(攻撃側)とセンターサードで、プレーが行えるポジションが「ウィングアタック(WA)」になります。

主にGAとGSへパスを繋ぎアシストを演出する役割があります。

センター(C)

攻撃側、守備側のゴールサークルは入れないものの、それ以外の全てのエリアでプレーが行えるのが「センター(C)」になります。

コートの中心からパスを捌きつつ、ディフェンス面でも中央からプレッシャーをかける役割があります。

ウィングディフェンス(WD)

ゴールサークルを除いたゴールサード(守備側)とセンターサードを移動できるポジションが「ウィングディフェンス(WD)」になります。

相手チームのパスカットを狙いながら、オフェンス面では、前線へパスを配給する役割があります。

ゴールディフェンス(GD)

ゴールサード(守備側)とセンターサードを自由に動き、守るポジションが「ゴールディフェンス(GD)」です。

守備側のゴールサークルにも入れる事から、GKと連携を取り、相手のボールを奪います。

ゴールキーパー(GK)

ゴールサード(守備側)内を守る最後の砦が「ゴールキーパー(GK)」になります。

シュートへのプレッシャーを掛けつつも、リバウンドとブロックを狙い、チームの守護神としての役割があります。

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ポジションによって動ける範囲が決められているのもネットボールの特徴だな!

ネットボールの楽しさ

体力に応じて、ポジションを変えられる事から、子供から大人まで、幅広い年代で楽しめるのが、ネットボール最大の魅力と言えるでしょう。

また、ドリブルがない競技性なので、多彩なパスワークからシュートに繋げる連携、エリア分けによる制限からバリエーションのある戦術の組み立ては、奥深いスポーツとなっています。

日本での競技人口はまだ少ないものの、今後の発展に期待が出来る種目です。

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