この記事で分かること!
・ジャンプボールとは何か
・ジャンプボールの流れについて
・ジャンプボールの基本ルール
・ジャンプボールのコツとは
・オルタネイティング・ポゼッション・ルールについて
ジャンプボールとは
審判が空中に上げたボールをタップし、自軍へ受け渡して攻守を決める行為を「ジャンプボール」と言います。
ジャンプボールは、ジャンパー(ボールをタップする人)同士の「身長差」や「ジャンプ力」が浮き彫りに出る為、能力差が大きくなると勝ち目はありません。
例え、ジャンプボールに勝てないと分かっている場合であっても、次に何をすべきかで、試合の入り方が大きく変わっていくでしょう。
今回は、ジャンプボールで勝つコツから、やってはいけない基本ルールについて解説していきます。
試合の始まりに必ず行われるのがジャンプボールなんだよね!
ジャンプボールは、昔でこそ重要な役割があった、しかし、現在ではルールが改正されて、重要性は希薄になってきたぞ!
ジャンプボールの流れ
① 試合開始の挨拶から両チームの代表者1名ずつ(ジャンパー)がセンターサークル内に入り、センターラインを挟んで向かい合います。
② その他の選手は、センターサークルの外でポジションを作り、ジャンパーからのタップボールに備えます。
③ 審判は、ジャンパーの間からボールを高く上げ、試合が開始されます。
ジャンプボールのルール
ジャンプボールを行う上で、審判と選手の規定について確認していきましょう。
審判の決まり
審判はジャンプボール時にトスアップを行いますが、ただ、ボールを上げるだけでなく、注意すべき事があります。
トスの上げ方
審判がトスを上げる時は、ジャンパーが届かない高さまでボールを上げなければなりません。
また、ボールの軌道も前後左右に流れてしまわない様に、真っ直ぐ上にトスを上げる必要があります。
ジャンパーの決まり
ジャンプボールを飛ぶ選手のルールを確認しましょう。
ボールをタップするタイミング
ジャンパーがボールに触れて良いタイミングは、トスが最高到達点に達してから可能になります。
その前に、ボールに触れてしまった場合は、バイオレーションになる為、注意が必要です。
ジャンパーがボールをキャッチ出来る時
ジャンパーは、トスボールやタップされたボールにおいて、下記の対象に触れる前には、ボールを保持(キャッチ)する事が出来ません。
① ジャンパー以外の選手
② コート(床)
③ リングやバックボード
①〜③に触れる前にジャンパーがキャッチをした時、バイオレーションとなります。
タップの規定
トスボールに対して、ジャンパーが3回以上のタップを行う事はできません。(2回迄は可能)
また、トスボールは片手だけでなく、両手でタップしても良い規程があります。
その他選手の決まり
センターサークルを取り囲む選手達にも注意しなければならない事があります。
センターサークル内への侵入
コート中央に円形に敷かれたラインをセンターサークルと呼びます。
ジャンパー以外の選手達は、センターサークルの外でポジションを取らなければならず、ジャンパーがボールに触れる迄、侵入は許されません。
ジャンパーがボールに触れる前にセンターサークル内に入った場合は、バイオレーションとなります。
ジャンプボールのコツ
ジャンプボールのコツを確認していきましょう。
ジャンパーの考え方
ジャンパーが高い跳躍をする為には、助走が必要になりますが、サークル内の半円は、一歩程度の踏み込みしか行えません。
その一歩の踏み込みを利用し、腕を振り上げて高い跳躍を狙いましょう。
また、ジャンプボールに勝てないと思ったら、無理に飛ぶ必要はありません。
大切になるのは次への動作となり、敢えて飛ばずに、切り替えてディフェンスポジションに移行する事も手段の一つです。
ジャンプボール時のポジション作り
ジャンパー以外の選手達は、センターサークルを囲う様にポジションを作ります。
その際、必ず選手同士でボールを落下させる空間を作りましょう。
仮に相手ボールになった場合を見越し、自分達が守るゴール側にポジションを作る事が望ましいでしょう。
オルタネイティング・ポゼッション・ルールについて
チーム交互にボールを保持を行い合うルールを「オルタネイティング・ポゼッション・ルール」と呼びます。
ヘルドボール等により、どちらのチームがボールを占有していたか分からなくなった「ジャンプボールシュチュエーション」は、以前までのルールであれば、その都度ジャンプボールが行われていました。
しかし、チーム間の身長差により、ボールの支配率が大きく変わる事から、オルタネイティング・ポゼッション・ルールが導入され、身長差での優位性が軽減されました。
オルタネイティング・ポゼッション・ルールによって、昔と今で大きくルールが変更されたんだぞ!
さいごに
オルタネイティング・ポゼッション・ルールが導入されてから、ジャンプボールの重要性は低くなりました。
しかし、ジャンプボールにおける最低限の知識が持たなければ、相手に主導権を許す切っ掛けにも繋がるので、チーム内で事前にポジション配置や取り決めを作ると良いでしょう。
コメント