【バスケ】1対1練習(1on1)の基本と種類

チーム練習
B-MAN
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この記事で分かること

1対1(1on1)とは

1対1の練習効果ついて

1対1の練習方法4選

1対1のアレンジ(応用)ついて

1対1(1on1)とは

バスケにおける攻守の基本は、マンツーマン(マークマンを決めて、ディフェンスを行う事)になります。

バスケの試合の中で、この1対1のスキルを求められる場面は多く、1対1の能力が高い程、試合で活躍をする事が出来ます

今回は、1対1の技術を磨ける実戦練習を様々なバリエーションを交えて紹介していきます。

B助
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ライバルに差をつける為には1対1の練習は必須だね!

B-MAN
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1対1の練習も様々な種類があり、それぞれの意図も変わってくるんだ!

1対1の練習効果

1対1の練習を行うと、どの様な効果が期待できるのか確認していきましょう。

・個人技の向上
・弱点の克服
・ライバルとの競争効果

個人技の向上

1対1の練習を行う1番の理由は、個人技の上達にあります。

オフェンスは相手のディフェンスを抜き去りシュートを狙いますが、ディフェンスにおいてはボールをスティールし、攻撃権を奪う事が1対1の真骨頂と言えます。

その1対1のスキルをやしなう為には、1on1の練習がとても大切になるのです。

弱点の確認

1対1の練習は、バスケにおける細かい駆け引きを覚える事でも有効ですが、自分の弱点を克服こくふくする為にも重要になります。

自分の得意スキルをみがく事だけでなく、苦手な分野があれば、積極的に挑戦し、改善を試み、1対1の練習を有効活用しましょう。

ライバルとの競争効果

オフェンスとディフェンスの勝敗が明確に分かる1対1の練習は、競争力を促進そくしんさせます

それが、チーム内で自分と同じ様なスキルを持っている選手や評価が近い選手がいれば、尚の事、ライバル意識を上げることに繋がります。

スキルを磨いてライバルと差を付けましょう。

1対1の練習方法(4選)

① 手渡しパスからの1対1
② 45度(ウイング)からの1対1
③ ポストプレーの1対1
④ オールコート1対1

① 手渡しパスからの1対1

  1. オフェンスとディフェンスの2人で行える1対1の練習です。
  2. ディフェンスからオフェンスへパスを渡された時点から1対1が開始します。
  3. オフェンスがシュートを決めると連続で攻撃権を得られ、ディフェンスが止めると攻撃権が交代になります。
  4. 2ポイントエリアからのシュートは「1点」、3ポイントは「2点」のルールで、5〜11点先取で勝敗を決めます。

【ポイント】
1対1の為、パスが無い事やスリーポイントの比率が高い事を考え、ディフェンスはタイトにプレッシャーを掛けましょう

オフェンスはドリブルスキルからディフェンスを切り崩し、得点を狙いましょう。

② 45度(ウイング)からの1対1

  1. オフェンスとディフェンス、そしてパス役の3人で行う1対1の練習方法です。
  2. パッサーの合図からオフェンスがカッティングを駆使して、ディフェンスを振り払いボールを受けに行きます。
  3. ディフェンスもディナイ(マークマンにボールを貰わせないディフェンスの事)を厳しく行い、すきがあればパスカットを狙います。
  4. オフェンスはローテーションで交代し、ディフェンスはシュートを決められた場合、再度ディフェンスを繰り返し行います。

【ポイント】
オフボールから始まる1対1の練習になります。

オフェンスはカッティングを上手く使い、ボールを受ける前にディフェンスとの間で体のズレを作れる様にしましょう。

【set数】
タイマーを15分に設定して行い、5〜8人ぐらいのローテーションで実施。

③ ポストプレーの1対1

  1. トップとウイングにパス役を2人配置し、オフェンスとディフェンスの計4人のローテーションで行います。
  2. トップとウイングでパスを回し合い(2〜3回程度)、ディフェンスはボールの動きに合わせて、ディフェンスポジションを変えます。
  3. オフェンスはポジション(面取り)を作り、パスを受けたらポストプレーでシュートを狙います。
  4. オフェンスはローテーションで交代し、ディフェンスは、シュートを決められた場合、再度ディフェンスを繰り返し行います。

【ポイント】
センターポジションが必ず行うべき1対1の練習です。

オフェンスはゴールの近くでボールを受けられる様に、対するディフェンスはオフェンスをゴールより遠い位置でボールを受けさせられる様に厳しくポジション取りを行いましょう。

【set数】
タイマーを15分に設定して行い、5〜8人ぐらいのローテーションで実施。

④ オールコート1対1

  1. ニ箇所に分かれ、コート全面を利用して1対1を行います。
  2. オフェンスは、ハーフラインを超えない限り、ディフェンスを抜き去ったとしてもゴールまで向かわずに、都度ディフェンスを待ちます。
  3. ディフェンスは、オフェンスに抜かれない様にプレッシャーを掛け、間合いの駆け引きを行い、1対1をします。
  4. オフェンスとディフェンスは、片道で交代を行います。

【ポイント】
オールコートディフェンスの練習、そしてボール運びの練習
も含まれた1対1です。

ディフェンスは積極的にオフェンスに対してプレッシャーを掛けて守りましょう。

オフェンスはドリブルとスピードを意識してボール運びをしましょう。

【set数】
タイマーを10分に設定して行い、15人ぐらいのローテーションで実施。

1対1のアレンジ

1対1の練習も課題に対してアレンジをする事で、より効果的な練習になります。

・ドリブル回数制限の1対1
・時間制限での1対1
・別ポジション同士の1対1
・ヘルプディフェンス付きの1対1

ドリブル回数制限の1対1

ハーフコートで行う1対1のドリブルを「2〜4回」しか行えない様に制限をすると効果的です。

オールコートでの1対1の練習を除いて、ドリブルが行える回数を制限する事で、より実践に近い練習が可能になるのです。

試合の中で、1対1のチャンスは長い時間与えられず、ドリブルを何回もつきながら攻撃を狙えるチャンスは、殆どありません。

なるべく、短い時間の中で、一瞬で勝負を決め切れる様に意識をしましょう。

時間制限での1対1

「5〜8秒」のタイマーをセットし、時間内で1対1の練習を行いましょう。

上記のドリブルの回数制限に近い練習手法になり、限られた「時間」で1対1を成立させる事で、更に試合を意識した1on1になります。

別ポジション同士の1対1

ガードがセンターをマークすると言った「ミスマッチ」の状況で行う1対1も効果的になります。

実際の試合の中でミスマッチは、オフェンスは優勢ゆうせい、ディフェンスは劣勢れっせいの状況になりますが、練習の中で別ポジションの選手をマークする事は、様々な経験を積む事が出来ます。

体格差やスピードの異なる選手に対して、どの様に対応出来るかが技術を上げるポイントになるのです。

ヘルプディフェンス付きの1対1

通常のハーフコートで行う1対1から、ヘルプディフェンスをゴール下に配置して行う練習になります。

ゴール下にディフェンスを配置する事で、よりフィニッシュまでをハードに行う事が出来る様になります。

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基本の1対1から制限などを加える事で、より実践的な1対1の練習になるんだ!

さいごに

1対1の練習は、バスケのスキルアップに打って付けの練習です。

シュート、ドリブル、ディフェンスは勿論もちろんですが、やはり対人練習で得られる攻守こうしゅけ引きは、1on1ならではと言えます。

1対1の練習が出来る時は、貴重きちょうな時間だと思って練習を行うと良いでしょう。

※1対1の基本についてはこちら

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