この記事で分かること!
・マイカンドリルとは何か
・マイカンドリルの3種類の練習法
① ジャンプシュート
② フックシュート
③ バックシュート
・マイカンドリルのルールとは
・マイカンドリルの効果とは
・マイカンドリルの応用について
マイカンドリルとは
「マイカンドリル」とは、1940年代にNBAで活躍していた、ジョージ・マイカン選手が練習で行っていた事から名付けられた練習法になります。
ゴール下から連続してシュートを放ち、基礎的なシュート感覚を養う事を目的としています。
特にゴール付近で戦うセンターポジションは、必ずと言って良い程、取り入れるべき練習手法と言えるでしょう。
1940年。。。そんな昔からある練習メニューなんだね!
長年に渡り、多くのチームに取り入れられているこの練習メニューは、基礎能力を身に付けられるには打って付けの練習方法だ!
マイカンドリルの3種類の練習法
マイカンドリルの基本動作は、45度のゴール下からシュートを放ち続け、コートにボールを落とさず左右交互にシュートを行います。
マイカンドリルは、上記の3種類を順番に行っていきましょう。
① ジャンプシュート
「ジャンプシュート」のフォームから左右連続でボールを放ちます。
足運びは、1・2ステップで行い、リリースポイントを出来るだけ高い位置で放つ心掛けをしましょう。
② フックシュート
片手でボールを放つ「フックシュート」を左右交互に行います。
シュートを放つ反対の腕は、ディフェンスのブロックを想定してガードの形を作るのです。
ワンステップで踏み込み、体が流れてしまわない様に真っ直ぐ上へとジャンプしましょう。
③ バックシュート
ゴール背面からシュートを放つ「バックシュート」を連続で行います。
指先でボールに横回転を加える「フィンガーロール」を使って、シュートを成功させましょう。
【set数】
各種目を連続20本シュートin
マイカンドリルのルール
マイカンドリルを取り組む上で、行ってはいけない事、また意識すべき点について確認していきましょう。
ボールを下げない・落とさない
試合中、デェフェンスが多く密集しているゴール下において、ボールを下げる事は命取りです。
マイカンドリルでは、常に自分の胸よりも高い位置でボールを保持し、直ぐにシュートの体制に入れる様に心掛けましょう。
スピードとリズム
実戦では、ノーマークでない限り、ゴール下でゆっくりとシュートを打つ機会は中々ありません。
素早く連続してシュートを打つ為には、リズムが重要になるのです。
スピードを上げるには、ボールをキャッチしている段階で最初のステップを踏み始めているぐらいが丁度良いでしょう。
マイカンドリルの効果
マイカンドリルを普段の練習に取り入れる事で、様々な効果が期待できます。
ハンドリング力の向上
バスケ初心者にとってマイカンドリルは、ハンドリング力の向上が期待出来ます。
落ちてくるボールをキャッチし、シュートまで運ぶ動作は、ボールをコントロールさせる為に最適の練習になるでしょう。
バスケ経験者は勿論、初心者は尚、効果が高い練習種目になります。
綺麗なシュートフォームが身に付けられる
ゴール下から放つジャンプシュートの基本動作は、綺麗なシュートフォームを身に付ける上でも効果があります。
ゴール近くから放つ事で無駄な力を入れる事なくシュートに込める体の使い方を覚えれるのです。
マイカンドリルの練習をすれば、将来的に長距離から狙うシュートも綺麗なフォームで放てるでしょう。
左右のバランス感覚を安定させる
マイカンドリルは、左右交互からシュートを放つ為、利き手とは反対の手もバランス良く練習が行えます。
利き手で出来る事を反対の手でも行えなければ意味がありません。
左右のバランス感覚を養う上でも、高い練習効果が得られます。
マイカンドリルの応用スキル
基本のマイカンドリルが出来る人は、応用のスキルを取り入れ、ステップアップを試みましょう。
スウィッシュ(スイッシュ)で狙う
マイカンドリルは基本的に、バックボードにボールを当てる、「バンクシュート」が安定しますが、ボードやリングに触れずにシュートを沈める「スウィッシュ」でのフィニッシュを狙ってみましょう。
バックボードを使わない分、より指先の繊細なコントロールが求められます。
フィンガーロールを使う
「フィンガーロール」とは、指先でボールに横回転を加えてディフェンスをかわすスキルになります。
通常のシュートでは、ブロックされるシュチュエーションでも、フィンガーロールを使いこなす事で、様々な角度からシュートを放つ事が出来るのです。
スウィッシュやフィンガーロールを取り入れる事で、指先の繊細なタッチも養えるぞ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
実戦において、ノーマークからゴール下シュートを打てる機会は滅多にありません。
ペイントエリア内には、常にディフェンスが密集している為、激しいぶつかり合いから不安定なシュートを放たなければならないのです。
マイカンドリルを反復して行い、ゴール下の基本とバリエーションを増やしていきましょう。
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