この記事で分かること!
・ダンクシュートとは何か
・ダンクシュートが難しい理由
・ダンクシュートをする為に必要な能力
① 高い跳躍力(ジャンプ力)
② ハンドリング力
③ ボディーバランス(体幹)
・ダンクシュートを成功させる為の4つのステップ
① 最高到達点の意識
② ランニングジャンプの跳躍
③ 小さいボールでダンク
④ トラベリングは気にしない
・ダンクシュートの種類
① ワンハンドダンク
② ボスハンドダンク
③ リバースダンク
④ ウィンドミル
⑤ スリーシックスティ
⑥ トマホーク
⑦ レッグスルーダンク
⑧ レーンアップ
⑨ アリウープ
⑩ ポスタライズダンク
ダンクシュートとは
リングより上からボールを直接ゴールに押し込むシュートを「ダンクシュート」といいます。
その中でも、リングの中に激しくボールを叩き付ける技術は、「スラムダンク」と呼ばれるのです。
バスケの花形になるシュートとなり、高い身体能力が必要になる事から決まれば会場は大いに熱狂し、盛り上げる事が出来ます。
バスケをやっている人なら誰しもが憧れ、ダンクを目指してリングへ飛んだ筈です。
今回は、ダンクシュートの基本と練習方法について解説していきます。
バスケ選手であれば誰しも憧れるシュートだね!
ダンクシュートは才能だけでなく、沢山の練習も必要なんだ!
ダンクシュートが難しい理由
バスケットのリングは、一般公式で「305cm」の高さがあります。
日本人男性の平均身長が170cm前後と言われており、リングとの間には135cmの高さを埋めなければなりません。
腕を伸ばして跳躍をしたとしても、リングに触れる事も難しく、更にボールを掴んでその上からダンクを決める事は、尚更、難しいと考えられるのです。
ダンクシュートをする為に必要な能力
ダンシュートを決める為には、高い身長やリーチ(腕)の長さは勿論大切ですが、それら以外にも必要になる能力があります。
① 高い跳躍力(ジャンプ力)
なんと言ってもダンクに必要な能力は、高い「跳躍力(ジャンプ力)」です。
身長で届かない分を跳躍力で補う必要がある為、下半身の脚力が重要になるのです。
また、高い跳躍を実現させる為には、下半身の力だけでなく、腕を強く振り上げる上半身の力や腹筋、背筋、瞬発力など、全身の連動も問われてきます。
自身の体を空中に浮かせる為、跳躍トレーニングは必要不可欠と言えるでしょう。
② ハンドリング力
高い跳躍が出来れば、必ずしもダンクが狙える訳ではありません。
空中でボールをコントロールする「ハンドリング力」も必要になるのです。
特にワンハンドダンクでは、ボールを片手で掴んだままダンクを狙わなければならない為、常日頃からボールに触れている必要があるでしょう。
③ ボディーバランス(体幹)
リングからボールを叩き入れる動作は、空中で体を動かすボディーバランスが大切になります。
これは試合になれば、より重要になり、ディフェンスがいる事を想定した時に体の軸となる体幹が強い程、安定した体勢からダンクが狙えるのです。
接触があった場合でも空中で体がブレない為の体幹作りを行いましょう。
ダンクシュートを成功させる為の4つのステップ
ダンクシュートを成功させる為には、段階を踏んで練習に取り組む必要があります。
ダンクを成功させる為、4つのステップについて確認していきましょう。
① 最高到達点の意識
先ずは、自分の最高到達点が何処まで届くかを把握する必要があります。
ダンクを成功させる最低条件として、自身の手首がリングに届いていなければなりません。
ゴールに向かって跳躍をした時、ネットに触れるのか、又はリングまで届くのか、ダンクをする為に自分の最高到達点を理解しておきましょう。
② ランニングジャンプの練習
ダンクへの跳躍方法には、片足で踏み切る「ランニングジャンプ」が望ましいでしょう。
両足で踏み切るジャンプ(バーティカルジャンプ)よりも走る勢いを跳躍に乗せ易く、初心者にも飛びやすい跳躍方法になります。
ランニングジャンプから片手を大きく伸ばし、ゴールを目指して高くジャンプを行うのです。
③ 小さいボールでダンク
跳躍のポイントを抑えた次は、色々なボールを使ってダンクの練習をしましょう。
初めからバスケットボールを使ってダンクに挑戦しても、ボールを掴む事が難しい為、成功は困難な筈です。
ピンポン玉→テニスボール→バレーボールの順に、ボールを段階的に大きくして練習すると良いでしょう。
④ トラベリングは気にしない
バスケのルール上、ボールを持って3歩以上歩いてしまうと、「トラベリング」の反則行為になってしまいます。
しかし、ダンクの練習をする上でトラベリングを気にしていては、中々高い跳躍が行えません。
練習の内は、歩数を気にせずに自分の飛び易いタイミングからダンクに挑戦してみましょう。
ダンクシュートの種類
ダンクシュートの方法には、様々な種類があります。
代表的な10種類の方法について確認していきましょう。
① ワンハンドダンク
片手でボールを持ちながらリングに押し込む方法が「ワンハンドダンク」になります。
バスケのダンクシュートの中でも最も一般的な手法です。
② ボスハンドダンク
両手でボールを持ちリングに叩き込む方法が「ボスハンドダンク」です。
少なくとも両手の手首がリングより上に出ていなければ、成功が難しいダンクになります。
③ リバースダンク
ゴールに背を向いた状態で行うダンクを「リバースダンク」と呼びます。
別名で「バックダンク」とも呼ばれ、跳躍の踏み切りをゴールの真下から行うのが特徴です。
④ ウィンドミル
ボールを後ろから前に回転させてダンクする手法が「ウィンドミル」になります。
ウィンドミルには、「風車」の意味が含まれ、ボールの軌道が風車の回転に似ている事から名前が付けられています。
⑤ スリーシックスティダンク
空中で体を360度回転させながらダンクを押し込む手法を「スリーシックスティ」といいます。
高い跳躍力は勿論、空中で体をコントロールさせる強い体幹も求められます。
⑥ トマホーク
空中で上半身を大きく後ろに逸らしながら激しくダンクを叩き込む手法を「トマホーク」と呼びます。
トマホーク(Tomahawk)は、「斧」の事を指し、斧を振り下ろす動作から名前の由来が来ています。
⑦ レッグスルーダンク
空中で足と足の間にボールを通してダンクする手法を「レッグスルーダンク」といいます。
空中でボールを移動させる長い滞空時間とハンドリング力が必要になります。
⑧ レーンアップ
フリースローラインから跳躍に踏み切り、ダンクする手法を「レーンアップ」と呼びます。
バスケの神様「マイケル・ジョーダン」がダンクコンテストで成功させてから有名になった技です。
⑨ アリウープ
1人の選手がリング近くにパスを送り、もう1人の選手が空中でパスをキャッチしてダンクを叩き込む手法を「アリウープ」といいます。
NBAでも多く見かけるコンビネーションとなり、選手同士の意思疎通が成功の鍵です。
⑩ ポスタライズダンク
ポスターの画になる様な豪快なダンクが「ポスタライズダンク」になります。
ディフェンスが吹き飛ばされたり、倒れ込んでやられている「恥ずかしい」ワンシーンがポスターに映る格好良い画を表して呼ばれるのです。
ダンクの種類は色々あるんだ!
ここで紹介しているもの以外にもたくさんあるぞ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
身長が低い、ジャンプ力が無いなど世界と比べてしまうと、どうしても能力が劣ってしまう日本人は、ダンクをする事を諦めてしまうと思います。
出来ない事をしようとする努力は、ダンク以外のスキルやマインド面で、とても大切になる為、諦めずに練習し続けましょう。
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