この記事で分かること!
・フリースローとは何か
・フリースローの基本知識について
・フリースローの条件とは
・フリースローでやってはいけない事は?
・フリースローの確率の上げ方とは
フリースローとは
相手チームの反則行為によって得られるシュートチャンスを「フリースロー」といいます。
試合の中で、時間が止まった状況から得点が狙える方法になり、フリースローの確率次第では、勝敗を左右する大切なシュートになります。
フリースローが得られる条件とコツについて詳しく確認していきましょう。
試合中のフリースローって、みんなに見られてから緊張感が凄いよね。。
試合で安定してフリースローを決めるには、少しコツが必要なんだ!
フリースローで入る得点
フリースローは、1本入る毎にチームに1点が加点されます。
フリースローラインからゴール迄までの距離は4.225m(中学生以上)離れています。
フリースロー時は、ペイントエリアの周りにオフェンス2人、ディフェンス3人がリバウンダーとして配置されるのが基本になるのです。
フリースローが与えられるタイミング
フリースローは、相手の反則行為(ファウル)によって与えられます。
① シュート中のパーソナルファウル
オフェンスがシュートモーション中にファウルとなる接触があった場合、フリースローの機会が得られます。
放たれたシュートが外れた場合、2Pエリア内でのファウルは、2本のフリースローが与えられ、3Pシュート中のファウルに関しては、3本のフリースローが得られるのです。
バスケットカウントワンスロー
3P、2Pエリア同様に、ファウルを受けながらもシュートが成功した場合は、その得点は加点され、更に1本のフリースローが与えられます。
② チームファウルの累積
チームファウルとは、1ピリオド内(10分間)に累積されたチーム全体のファウル数になります。
チームファウルは、5回目からシュートシュチュエーション以外のファウルでも、相手に2本のフリースローを与えられます。
チームファウルは、1ピリオドが終了したタイミングで「0」にリセットされます。
③ テクニカルファウル
テクニカルファウルとは、スポーツマンシップに反する言動や行為による反則です。
テクニカルファウルが取られた場合、相手チームに「1本のフリースロー」が与えられます。
更に、フリースローの成否に関わらず、フリースローを投じたチームから再度オフェンスが開始されます。
④ アンスポーツマンライクファウル
主に、選手同士の接触において、スポーツマンシップに反する行為が、アンスポーツマンライクファウル(アンスポ)に該当します。
例えば、相手のユニフォームを掴む行為など、故意に相手のプレーを妨害した場合に取られます。
シュートに関係のない所で起きたアンスポは、2本のフリースローとスローインの権利が相手に与えられ、シュートモーション中のアンスポは、2ポイント(2本)、3ポイント(3本)エリアに応じた、フリースローの本数が与えられるのです。
2023年4月からルール改定がされ、スローイン中のアンスポに関しては、相手に1本のフリースローを与えられ、更に相手のスローインで試合が再開されます。
フリースローを放つシューターの注意点
フリースローを放つシューターは、以下の点に気を付けて狙いましょう。
① 5秒以内のシュート
フリースローは、審判からボールを受け取ってから、5秒以内にシュートを投じなければなりません。
焦ってシュートを打つ必要はありませんが、休憩を意識して間を置き過ぎるとバイオレーションになる恐れがあるので注意しましょう。
② フェイントの禁止
周りの選手を混乱させる様なシュートフェイントを行ってしまうと、バイオレーションになる可能性があります。
シュートフェイント以外にも相手を錯乱させる行動もバイオレーションになるので注意が必要です。
③ フリースローラインの注意
シュート中、若しくは、シュート後にフリースローラインを踏んでしまうとバイオレーションになります。
ボールが放たれてからリングに触れる迄は、ラインを踏んではならないので注意しましょう。
フリースローを成功させるコツ
フリースローの成功率は、勝敗を左右する生命線です。
練習では沢山決められていたフリースローも実戦では、確率は低くなってしまう事も多くある事でしょう。
少しでもフリースローの成功率を上げる為、3つのコツについて確認していきましょう。
① ルーティン(ルーチン)を作る
「ルーティン」には、日課という意味があり、一定程度の行動を習慣化させる事を言います。
フリースロー時、決められた動作(ルーティン)を取り入れる事により、練習と変わらない集中力でシュートが狙えるのです。
例)
・ドリブルを2回付く
・深呼吸を入れて間をおく
・指先にボールの縫い目を合わせる
自分独自のルーティンを作り、フロースローの成功率を高められる様になりましょう。
② セットシュートで放つ
「セットシュート」とは、両足が地面に着いた状態からボールを放つ技術です。
跳躍動作から狙う「ジャンプシュート」では、ボールの飛距離は伸ばせるものの、セットシュートに比べて、精度が乱れる欠点があります。
体作りの過程である小〜中学生を除き、フリースローは原則、セットシュートのフォームから放たれる様になりましょう。
③ フォロースルーを意識する
「フォロースルー」とは、シュートをリリースした後に手を暫くリングに残す動作をいいます。
ボールが手から離れた後も、手首をしっかり返してリングに向ける事で何本打っても安定したシュートが狙えるのです。
出来るだけ練習からフォロースルーを意識して、1本1本を丁寧に放つ心掛けをしましょう。
特にルーティンはプロの選手で多く使っている技術だ!
自分だけのタイミングを掴んで、リラックスしてシュートを放てる様にしよう!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
バスケの技術を習熟する為には、どの様なスキルでも反復練習が鍵になります。
しかし、フリースローに関しては反復練習も大切ですが、出来るだけ試合に近い環境で練習を行う事も重要になるのです。
激しい運動を行った後や疲労が溜まっている中で、フリースローの練習が行えれば、より精度を高められる事でしょう。
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