この記事で分かること！
・ポンプフェイクとは何か
・ポンプフェイクの使用場面
① ディフェンスとの間でズレを作る
② ブロックのタイミングを外す
・ポンプフェイクのコツ
① 視線をゴールに向ける
② 重心は下げたままボールを上げる
③ シュートエリアの範囲内で使う
ポンプフェイクとは
「ポンプフェイク」は、ボールを上下をさせて、ディフェンスのマークを外す、シュートフェイントの一種になります。
シュートフェイントの種類には、ドリブル中に行う「シュート・ヘジテーション」など、様々な技術がありますが、その中でもポンプフェイクは、最もオーソドックスなテクニックと言えるでしょう。
水や空気を吸い上げる機械の「ポンプ（pomp）」の動きに似ている事から名前が付けられています。
今回は、ポンプフェイクの基本とやり方について解説していきます。
シュートフェイクの一つなんだね！
最も基本的なフェイントになる分、試合の様々な場面で使われるテクニックなんだ！
ポンプフェイクの使用場面
ポンプフェイクは、ディフェンスを揺さぶる為に使われますが、具体的にどの様な状況で使用されるのかを確認していきましょう。
① ディフェンスとの間でズレを作る
目の前にディフェンスが立ち塞がる場面でポンプフェイクを使う事により、マークマンとの間で「ズレ」が作れます。
ディフェンスがオフェンスを守る上で、最も警戒する事は、ドリブルやパスよりも相手のシュートになります。
その為、1対1の状況でポンプフェイクを入れる事で、シュートを警戒したディフェンスは、重心を浮いて姿勢を崩す事が出来るのです。
② ブロックのタイミングを外す
また、ポンプフェイクは、ブロックの「タイミング」を外す為にも使われます。
例えば、オフェンスとディフェンスの間に既にズレが作られている状況であっても、ディフェンスにブロックを狙われる場合もあります。
その時に、ポンプフェイクを一つ入れる事でブロックのタイミングを外し、より確実なノーマークからシュートを狙えるのです。
ポンプフェイクのコツ
ポンプフェイクを効果的に行う為に、3つのコツを意識して行いましょう。
① 視線をゴールに向ける
ポンプフェイクは、ディフェンスに対して、シュートを放つ恐怖感を与えなければなりません。
その為には、ボールを高く構えた瞬間に自身の視線をしっかりとゴールに向けて、本当にシュートを放つかの様な「演技」が大切になるのです。
初心者の人ほど、次への動作を意識し過ぎるあまり、視線をゴールまで向けられていない、中途半端なフェイントになってしまうので注意をしましょう。
② 重心は下げたままボールを上げる
ポンプフェイクの一連動作は、常に低い重心から行いましょう。
ボールを挙上させるのと同時に自身の腰も高く浮いてしまうと、次への動作がスムーズに行えません。
動作の中で常に、お尻を落として膝を曲げた低い姿勢を維持して行う事がポンプフェイクのコツになるのです。
③ シュートエリアの範囲内で使う
ポンプフェイクは、ゴールに近ければ近い程、フェイクとしての効果が高まります。
それは、ゴールに近い程、ディフェンスがシュートに対する警戒が強くなるからです。
裏を返せば、ゴールから遠ざかる程、ディフェンスの警戒は弱くなるので、ポンプフェイクを使うタイミングには注意をしなければならないでしょう。
ポンプフェイクを使って効果があるかを理解しよう！
さいごに
いかがでしたでしょうか。
オフェンスとディフェンスの駆け引きは、フェイクを使った「騙し合い」が必須になります。
その中でも、シュートを意識させるフェイクは、最も使われる技術と言っても過言ではありません。
ディフェンスの意表を突いたタイミングを見極めて、ポンプフェイクを活用していきましょう。
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