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この記事で分かること!
・エンドスローとは何か
・エンドスローの注意点とは
・エンドスローのフォーメーションについて
・エンドスローフォーメーションの3つのパターン
エンドスローとは

エンドスロー(エンドスローイン)とは、コートのエンドラインより外側からパスを行いプレーが始まる事を言います。
エンドスローは、大きく二つのシュチュエーションが考えられます。
① 相手チームにシュートを決められ、ディフェンスからオフェンスへ切り替わる場合
② アウトオブバウンズやファウルにより、自分達が狙うゴールエリアのエンドラインから、スローインが行われる場合
①は、シュートが決まる度に都度行われる動作ですが、②に関しては、ゴールの真下からセットフォーメーションを狙える絶好のチャンスになります。
今回は、②のエンドスローについて、基本と効果的なフォーメーションを幾つか紹介します。

エンドラインからのスローインは2パターンあるんだね!
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特に狙うリングが近いエンドスローは、フォーメーションを組む事で、効果的に得点を狙うことができるぞ!
エンドスロー時の基本と注意点
スローインの際に気を付けなければならない点を確認しましょう。
5秒以内にパスを出さなければならない
審判からボールを受け取ってから、エンドスローを行うまでの時間は、「5秒間」のみです。
ディフェンスに遮られる、また、パスのタイミングを見失うと一瞬で5秒が過ぎてヴァイオレーションになってしまうので注意しましょう。
エンドラインを超えてはいけない
エンドラインを超える、若しくはラインを踏んでしまうとヴァイオレーションになってしまいます。
パスを出す事だけに意識を取られるとエンドラインを踏んでしまっている場合があるので注意しましょう。
コート内の選手にボールが触れるまで、パッサーはボールに触れない
オフェンス、ディフェンスを問わず、コート上の選手の誰かにボールを触れさせなければ、パッサーはボールを再度、触れる事が出来ません。
ボールを受けてから四方1メートル以上動いてはいけない
審判からボールを受けてから、前後左右1メートル以上動いてはいけません。
※シュートが決まり、ディフェンスからオフェンスへの切り返しの際のエンドスローは自由に動くことができます。
エンドスローフォーメーションの狙い
ゴールに最も近い位置からスローインを行うエンドスローは、得点のチャンスです。
しかし、ディフェンス側も、そのチャンスを潰しに来る為、インサイドに密集してゴールを守りにきます。
5秒間の思考が行える間で、予め自分達のスローインフォーメーションを作る事で、ディフェンスを翻弄しつつ、的確にシュートを狙える様にするのがポイントになります。
エンドスローフォーメーションの種類
エンドスローフォーメーションを組む上で、ゴールに近い位置へのパスを最初に狙いつつ、難しい場合にアウトサイドにパスを出し、オフェンスの展開をする事が基本と言えるでしょう。
ここからは、様々なエンドスローフォーメーションのパターンについて確認しましょう。
ボックスフォーメーション1
ローポスト2人、ハイポスト2人のボックスをセットします。

① 青2がアウトサイドに飛び出すのと同時に青4が青5に対して、クロススクリーンをかけます。

② 青5は、青4のスクリーンを使い、ゴール下でパスを貰いに行きます。

③ 青4は、再度ハイポストにいる青3にバックスリーンをかけ、青3はゴールへパスを受けに行きます。
【内容】
ボックスは、エンドスローの基本のフォーメーションになります。
四角の形から入り、互いにスクリーンを掛け合いスペースを作り出します。
インサイドへのパスが通らない場合、無理をせずにアウトサイドにパスを送り、セットプレーを組みましょう。
ボックスフォーメーション2
同じく、ボックスからスタートしますが、インサイドプレーヤー2人をハイポストからセットさせます。

① ローポストにいる青2と青3がハイポストの青4と青5に対して、バックスクリーンを仕掛けます。

② 青4と青5は、スクリーンを使いながら、ゴールに向かってボールを受けに行きます。

③ ハイポストに上がった青3は、青2に対してスクリーンを作り、青2はスクリーンを使いながらアウトサイドへ広がります。
【内容】
①のバックスクリーンが成功して、インサイドへパスが通るのが理想です。
もし、無理があるなら青2のアウトサイドへパスを送りましょう。
【応用】

①のバックスクリーンをフェイントに使い、ターンをしてボールを受けに行きます。
同じフォーメーションを2回、3回と使う時に有効で、ディフェンスにバックスクリーンに行くと思わせて、青3が自分で得点を狙いに行きます。
ラインフォーメーション
4人がミドルポストに並び、スタートするフォーメーションです。

① 青3が反対サイドへムーブします。

② 青4、青5がダブルスクリーンを作り、青2がスクリーンを使いながら、アウトサイドでボールを貰いシュートを狙います。
【内容】
チームにシューターがいる場合に効果的なフォーメーションになります。
タイムクロックが残り少ない場合や、ここぞという場面でスリーポイントシュートが必要なシュチュエーションで有効です。

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仕掛けるフォーメーションによって、どの選手が活かされるかを把握しよう!
さいごに
チームの特色や選手の能力を考え、使うフォーメーションと配置を考えましょう。
エンドスローから得点を狙えるパターンは、試合中に多くは起こりません。
しかし、少ないチャンスをものにする事で、チームにとって大きなイニシアチブを取れると言えるでしょう。
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