の基本とルールタイトル-1-1024x768.png)

-1-150x150.jpg)
この記事で分かること!
・3×3(スリーエックススリー)とは何か
・3×3(スリーエックススリー)のルールについて
・3×3(スリーエックススリー)の試合の流れついて
・3×3(スリーエックススリー)の楽しさとは
3×3(スリーエックススリー)とは

3対3で行われる3人制のバスケットボールを「3×3(スリーエックススリー)」と言います。
2007年より、正式競技種目としてFIBAが統一のルールを設け、2020年東京オリンピックから新種目として注目を浴びている競技になります。
元来から行われている5人制のバスケとは、ルールが幾つか異なる部分があります。
今回は、3×3のルールから、その独自の競技性について考えていきたいと思います。

今、話題の3×3についてどんな競技なのか知りたい!
-1-150x150.jpg)
ここでは、3×3の基本的なルールから、試合の楽しみ方まで解説していくぞ!
5人制と3人制のルールの比較
一般的に歴史の長い5人制バスケと比べて、3×3のルールの違いについて見ていきましょう。
3×3の人数

「3×3」と言われている通り、コート内では3対3で得点を競い合います。
ベンチには、控え選手が1人いるので、出場できる人数は、各チーム計4名になります。
交代のタイミングは、審判がタイムをかけて行うのではなく、試合の途切れで自分達自身で交代が行えます。
3×3のボール

3×3専用の特殊なボールが使われます。
ボールの大きさは、一般用のバスケよりも小さい6号ボール(中学生以上の女子が使用)になっていますが、ボールの重量は7号(一般用)となっています。
大きさと重さで異なる点が特徴と言えるでしょう。
3×3のコート

コートに関しては、オールコートの半分のハーフコートだけを使って行われます。
また、エンドライン、サイドラインの長さにも特徴があり、5人制と3人制でエンドラインの長さは「15メートル」と共通ですが、サイドラインの長さに関しては、5人制の場合「14メートル」、3人制の場合「11メートル」と3メートルの違いがあります。
3×3の試合時間

試合時間は10分間の1ピリオドで終わりますが、先に片方のチームが21点先取した時点で試合は終了されます。
10分間の試合終了時点で同点であった場合は2点先取のノックダウン方式が採られます。
5人制の10分×4ピリオド(40分間)よりも短い試合時間で終わります。
3×3の得点方式


5人制のバスケは、スリーポイントラインより外からのシュートは3点、それ以外は2点、フリースローは1点になります。
3×3では、アークと言われるラインから外側でシュートを決めると2点、それ以外は1点、フリースローは同じ1点になります。
5人制と比較して、アーク外からのシュートは、得点比率が高くなる為、より重要になると言えるでしょう。
3×3のタイムアウト
3人制のタイムアウトは、各チーム1回(30秒間)のみです。
5人制は、1ピリオド、2ピリオドで2回、3ピリオド、4ピリオドで3回になっており、1回のタイムアウトは、60秒間与えられます。
回数や1回のタイムアウトの秒数も3人制と5人制で異なります。
3×3のファウル・ヴァイオレーションの規定

5人制バスケと比べて、基本的なルールに変わりはありませんが、3×3独自の規定もあります。
ここでは、3×3の代表的なファウルとヴァイオレーションについて確認しましょう。
個人ファウルが存在しない
5人制のバスケでは、5回個人でファウルをしてしまうと退場になりますが、3人制では個人ファウルの概念がありません。
全てのファウルはチームファウルに加算されます。
チームファウルのルール
5人制では、チームファウルが5回以上ある場合、フリースローが与えられますが、3人制では、累積は7回以上からフリースローが2本与えられます。
また、10回目以降は、フリースロー後に攻撃権も与えられる為、ファウルが多くなると不利になってしまいます。
パーソナルファウルの規定
3人制でもプッシングやホールディングなどのファウルは、5人制同様に存在しますが、スローインがない為、3×3ではチェックボールから再始動されます。
※アウトオブバウンズ(ボールがコート外から出る事)も同様にチェックボールから始動されます。
シュートファウルの規定
アーク内でのシュート動作中のファウルに関しては、シュートが外れた場合でも1本のフリースローが与えられ、アーク外からのシュートファウルは、2本のフリースローの権利が与えられます。
また、ファウルを貰いながらもシュートが入ると、そのゴールも加算され、尚且つフリースロー1本の権利が与えられます。
12秒のショットクロック
5人制では、24秒以内に攻めなければヴァイオレーションになり、攻撃権が入れ替わってしまいます。
3人制の場合だと、より短い時間である「12秒」の規定があります。
3×3の試合の流れ
ゲームの始まりであるオフェンスとディフェンスの決定は、5人制の場合「ジャンプボール」で決められますが、3人制はコイントスで攻守の決定がされます。
試合が開始されると、ディフェンスからオフェンスへの切り替えは、必ずアーク外にボールを運ばなければなりません。
シュートinからの攻守の切り替わり時も、5人制の様にエンドラインの外に出てスローインをする必要はなく、リングの真下から直ぐにスタートが行えます。
※1 アーク
5人制バスケで言う、スリーポイントラインの事を指します。
3×3では、3点では無く2点になる為、アークと呼ばれます。
※2 チェックボール
アーク外からオフェンスとディフェンスでトスを出し合い、プレーが行われる合図を言います。
-1-150x150.jpg)
3×3の基本的なルールについて分かったかな?
ここで記載した内容以外にも、3×3の細かい規定は幾つかあるが、大まかなルールを知って欲しいぞ!
3×3の楽しさ

3×3は、3人で戦うチーム競技のイメージが強いですが、「個人競技」に分類されます。
その理由として、3×3は、大会成績に応じたポイントが個人に入り、獲得ポイントによって、個人がランキング化されるのです。
プロ、アマ問わず実力がランキングに出る事で、競争心が高くなり、白熱したプレーが見れる事も魅力の一つです。
また、元々、ストリートバスケからの流れを汲む3×3は、そのエンターテイメント性にも楽しさがあります。
大会によって、DJによるマイクパフォーマンスやクラブミュージックの様な音楽が流れ、高揚感を上げる事が出来ます。
プレーヤーとして、3×3を行う事は勿論、観客側も「観る」だけで無く「聴いて」楽しめる事が3×3の醍醐味になります。
コメント