この記事で分かること!
・フェイント(フェイク)とは
・フェイントを使う重要性について
・フェイントの種類
① シュートフェイク(ポンプフェイク)
② パスフェイク
③ ドリブルフェイク
④ ステップフェイク
⑤ ショルダーフェイク
⑥ スクリーンフェイク
⑦ 目線を使ったフェイク
・フェイントを成功させる2つのコツ
① 適切な場面でフェイクを行う
② フェイントはしつこく繰り返す
フェイント(フェイク)とは
相手の予測の裏をかき、騙す為の動作を「フェイント」、又は、「フェイク」と呼びます。
フェイク(Fake)には、「模倣」や「欺く」と言った意味が含まれ、ディフェンスとの間で駆け引きをしたい時に使われます。
シュートフェイク(ポンプフェイク)やパスフェイクなど、フェイントの種類には様々な方法があり、状況に応じた使い分けが必要になるのです。
今回は、バスケのフェイントの種類とコツを詳しく解説していきます。
フェイントでディフェンスから点を取りたい!
試合の中でフェイントの駆け引きは常に行われるんだぞ!
フェイントを使う重要性
バスケにおいてフェイントは、最も大切な技術と言っても過言ではありません。
どれ程、精度の高いシュート力を備えていても目の前にディフェンスが構えていては、止められてしまうからです。
フェイントを活用する事により、ディフェンスの重心を浮かせたり、左右にズレを作って自身のタイミングからシュートが放てるのです。
フェイントの種類
オフェンスが使うフェイントには、様々なやり方があります。
代表的な7種類のフェイントについて確認していきましょう。
① シュートフェイク(ポンプフェイク)
ボールを頭の上に構え、シュートの姿勢を作るフェイントを「ポンプフェイク」と呼びます。
ディフェンスの低く構えた重心をシュートの動作で高く釣り上げるのです。
ディフェンスがポンプフェイクに引っ掛かる事で、ドライブやタイミングを外したジャンプシュートが狙えるでしょう。
② パスフェイク
味方へパスを送る動作を利用したフェイントが「パスフェイク」になります。
パスモーションに合わせて、ディフェンスがスティールに飛び付いた所を、素早く別方向に切り返してチャンスを狙うのです。
体を大きく動かすパスモーションから、小さく細かいパス動作など、様々なやり方があります。
③ ドリブルフェイク
ドリブル途中でボールの軌道を変化させる技術を「ドリブルフェイク」といいます。
例えば、敢えて高く浮いたドリブルをついてスティールを誘い、「シャムゴッド」や「ビハインド・ザ・バック」で抜き去るシュチュエーションが想定されます。
ドリブルにフェイントと緩急を取り入れれば、自由にディフェンスを揺さぶれるのです。
④ ステップフェイク
片足をゴールに踏み込み、ディフェンスにドライブを連想させる動きを「ステップフェイク」と呼びます。
代表的なテクニックは、ステップを何度も刻み、ドライブのフェイントを繰り返す「ジャブステップ」が挙げられます。
1対1の駆け引きを行う上で、ステップフェイクは有効的な技術になるでしょう。
⑤ ショルダーフェイク
肩の動きを使ってディフェンスを欺く技術が「ショルダーフェイク」になります。
肩を揺らすだけで、上半身全体に動きが連動される為、ディフェンスを大きく揺さぶる事が可能になるのです。
ボールを持った状況だけでなく、ドリブル中にショルダーフェイクを組み込めれば、ディフェンスは守る事が困難になるでしょう
⑥ スクリーンフェイク
スクリーンを作ると見せかけて方向転換してパスを受ける動作を「スクリーンフェイク」と呼びます。
何度か同じスクリーンの動きを繰り返した後に、スクリーンフェイクを掛けるとノーマークでパスが貰えるのです。
⑦ 目線を使ったフェイク
「目線」の動きを使ったフェイントも有効です。
パス方向を探す素振りをしながらシュートを放ったり、右に視線を送りながら左でドライブをするなど、目線のフェイクは簡易的に活用が出来るのです。
視線でディフェンスの意表を突く「ノールックパス」は、代表的なテクニックと言えるでしょう。
フェイントを成功させる2つのコツ
実践でフェイントを成功させる為、2つのコツについて確認していきましょう。
① 適切な場面でフェイクを行う
フェイントの効果を最大限に引き出すには、適切なタイミングでフェイクを仕掛ける事です。
当たり前ですが、シュートエリア外でポンプフェイクを入れたり、味方がいない方向にパスフェイクを使っても相手は騙されません。
ディフェンスを欺くには、現実的なシュチュエーションから適切なフェイントを使わなければならないのです。
形だけの動きを行うのではなく相手の心理状況を読み取り、「予測」の裏を突いたフェイントが出来る様になりましょう。
② フェイントはしつこく繰り返す
一度だけのフェイントでディフェンスを欺く事は難しいでしょう。
特に高いレベルになれば、ディフェンスの守りも強固になるので、一筋縄ではチャンスが作れません。
ズレを作る為に、一度だけでなく、二度、三度としつこくフェイントを繰り返す必要があるのです。
フェイントを効果的に使えれば、スキルの飛躍が出来る事間違いなしだ!
さいごに
いかがでしょうか。
バスケ上級者の1対1を見てみると、素人目では認識出来ない程、細かい駆け引きが行われています。
上手い選手のバスケを観察し、フェイントのタイミングを身に付けましょう。
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