この記事で分かること!
・バスケットコートの広さ
・一般用のバスケコート
・ミニバス用のバスケコート
・一般用とミニバス用のコートの比較
① コートサイズの違い
② スリーポイントラインの違い
③ ペイントエリアの違い
・バスケコートの各ライン名称
・エンドライン
・サイドライン
・センターライン
・センターサークル
・スリーポイントライン
・ペイントエリア
・フリースローライン
・ノーチャージエリア
バスケットコートの広さ
バスケットコートの広さは、ルールで定められており、中学生以上から対象となる「一般用」と、小学生が対象になる「ミニバス用」の2種類のコートに大きく分けられます。
一般用のバスケコート
中学生以上から対象となる、一般用のコートサイズは、「横28m × 縦15m」の大きさになります。
中学生、高校生、大学生、Bリーグ、NBAは、男女問わず、このコートサイズを基準にバスケが行われているのです。
また、バスケットゴールの床からリング迄の高さは「305cm」となっています。
ミニバス用のバスケコート
小学生を基準にしたミニバス用のコートサイズは、「横22m〜28m × 縦12m〜15m」の間と決められています。
また、ミニバス用のゴールは、床からリング迄の高さが「260cm」となっており、一般用のリングより45cm程の差があります。
僕たちがいつも当たり前に使っているバスケコートをよく見てみると、沢山のラインが引かれているね?
全てのラインにはバスケを行う上で大切な意味があるんだぞ!
一般用とミニバス用のコートの比較
一般用とミニバス用のバスケコートの違いについて確認していきましょう。
① コートサイズの違い
ミニバス用コートは、成長過程である小学生の為に、コート幅が一般用より狭くなる事があります
一般用コートは、「28m × 15m」と正確に定められているのに対し、ミニバス用コートでは、「22m〜28m × 12m〜15m」と曖昧な規定になっています。
これは、「範囲の中であれば、ミニバス用コートとして使用可能」を表しており、競技をする大会や体育館に応じて、柔軟に対応する為になるのです。
② スリーポイントラインの違い
一般用とミニバス用のバスケコートの決定的な違いは、ミニバス用コートにスリーポイントラインが存在しない点です。
一般用では、スリーポイントラインより外から放たれたシュートが決まると「3点」が入るルールになります。
しかし、ミニバスでは、スリーポイントシュートの規定が、そもそも存在しない為、どれだけ遠くからシュートを成功させても全て「2点」になってしまうのです。
③ ペイントエリアの違い
一般用もミニバス用もゴールを囲うように描かれた「ペイントエリア(制限区域)」が存在しますが、その形には異なる特徴があります。
一般用が「四角形」で描かれているのに対し、ミニバス用では、「台形」で描かれています。
ちなみに昔は、一般用コートも台形のペイントエリアが描かれていました。
バスケコートの各ライン名称
バスケコートの中には、至る所にラインが引かれています。
それは、バスケットボールという競技を成立させる為に、ルールの基準を分かりやすく可視化させる為でもあるのです。
それぞれの「ライン(Line)」の名称と意味について見ていきましょう。
エンドライン
バスケットゴールの後ろに引かれた線を「エンドライン」と呼びます。
一般用では「15m」、ミニバス用では、「12m〜15m」の長さが決められており、バスケコートの広さを示すラインの一つでもあります。
ボールがエンドラインの外に出てしまうと「アウトオブバウンズ」のバイオレーションにより、攻守が切り替わります。
サイドライン
エンドラインに繋がって、コートの横に引かれた線が「サイドライン」になります。
一般用では「28m」、ミニバス用では「22m〜28m」の長さになっています。
エンドラインと同じく、コートの広さを示すラインでもあります。
センターライン
サイドラインの中央を結ぶ様に引かれた線が「センターライン」になります。
自陣と敵陣をはっきり区別する為の線でもあります。
また、フロントコート(自分達が攻めるハーフコート)に8秒以内にボールを運ばなければならない「8秒ルール」の規定や、一度フロントコートに運んだボールをバックコートに戻してはならない「バックコートバイオレーション」の規定を明確にする目印のラインになるのです。
センターサークル
センターラインの中央を円形に描かれた線が「センターサークル」になります。
試合開始時に両チームの攻撃権を決める「ジャンプボール」を行う為に、引かれたラインです。
両チームのジャンパーがセンターサークル内に入り、その他の選手はサークルを囲う様にポジション取りを行います。
スリーポイントライン
エンドラインで繋がる半円形に描かれた線が「スリーポイントライン」です。
一般用コートだけに引かれ、2ポイントか3ポイントを区別する為のラインになります。
国際バスケットボール連盟が定めているスリーポイントラインの距離は、「6.75m」ですが、NBAは「7.24m」の距離が基準になっています。
ペイントエリア
ゴールを囲う形で四角形、または、台形(ミニバス用)に引かれた線が「ペイントエリア」になります。
ペイントエリア内を別名「制限区域」と呼び、オフェンスが3秒以上居ては、ならない「3秒ルール」をジャッジする為のラインでもあります。
フリースローライン
スリーポイントライン内側に引かれた線を「フリースローライン」と呼びます。
シュートファウルによって、得られるフリースローの距離を示したラインになります。
ゴールからフリースロー迄の距離は、一般用で「4.2m」、ミニバス用で「3.6m」と決められています。
ノーチャージエリア
ゴール下の制限区域内に半円形の線が引かれているのが「ノーチャージセミサークルエリア」又は、「ノーチャージエリア」と言います。
ゴールを中心に半径「1.25m」の半円形の線が引かれ、ノーチャージエリア内では、「チャージング」のファウルが原則適用されません。
チャージングエリア内であれば、何をしても良い訳でなく、チャージング以外のラフプレーに関しては、通常通り反則の対象になります。
ラインの意味を知る事でバスケのルールを学べるんだぞ!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
バスケットコートも「一般用」と「ミニバス用」の2種類に区別される事が分かった事でしょう。
また、バスケットコートのライン名称を知る事で、基礎的なルールの意味を学ぶ事が出来るのです。
必ず引かれているラインには、それぞれ「意味」が存在するので、そのラインの名前を覚えれば、自ずとバスケの知識を深める事に繋がるのです。
先ずは、知識を持って技術を制する事を目指していきましょう。
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