この記事で分かること!
・ノールックパスとは何か
・ノールックパスは意味がない?
・ノールックパスのコツについて
・ノールックパスに必要な能力
・ノールックパスを使う上でのリスクについて
ノールックパスとは
視線でディフェンスに動きを悟られない為に、対象を見ずにパスを送る事を「ノールックパス」と言います。
プロの高いレベルになればなる程、ノールックなどのハイスキルなトリックパスが見られ、ダンクやスリーポイント、バスケットカウントと同じぐらいに試合を盛り上げるプレーの1つになります。
今回は、ノールックパスについて詳しく解説していきます。
相手を見ないでパスをするだけじゃないの?
ノールックパスはフェイントの一種なんだ!ただ、対象を見ずにパスをするのではなく、ディフェンスを騙す為の演技を心掛けよう!
ノールックパスは意味がない?
人によっては、ノールックパスは意味がないと言う人もいます。
それは、使う意味のないノールックを行う選手がいるだけで、ノールックパス自体は素晴らしいスキルです。
しっかりとノールックパスの使い方を把握し、理想のパスを味方に送りましょう。
ノールックパスのコツ
ノールックパスを使う上でのポイントを確認していきましょう。
フェイントである事の認識
ノールックパスは、何故、ボールを渡す仲間の顔を見ずに、パスを出す必要があるのかを改めて理解しなければなりません。
それは、ディフェンスの意識を逸らす為の「フェイント」だからです。
別方向に視線や顔を向ける事で、ディフェンスの意識はパッサーと同じ視線の方向へと向けられます。
そこに、仲間へ鋭いパスを送り、ノーマークでシュートを打たせる事が出来るのです。
間違った認識として、「格好良い」などの理由でノールックパスをやっても意味がありません。
相手を騙すディフェンスがいてこそ、スキルが通用するのです。
少ない動作でパスを出す
パスを出す際、大きなモーションはかえって危険です。
視線を逸らすという事は、ディフェンスに狙われる危険性も出てくるからです。
最小限の動作でディフェンスをギリギリまで引き付け、素早いパスで味方へと繋ぐ事を心掛けましょう。
ノールックパスに必要な能力
ノールックパスは、高い技術と経験値があってこそ成せる技です。
ノールックパスを会得する為に、欠かせない能力を確認していきましょう。
視野の広さ
ノールックパスを狙うパッサーは、広い視野が無ければ成立しません。
ディフェンスの位置は勿論ですが、味方であるオフェンス位置の把握を正確に出来ていなければ、ミスに繋がる恐れもあるからです。
広い視野を元に、的確な状況分析と冷静な判断が出来てこそ、理想のノールックパスを出す事が可能になるのです。
想像力(イマジネーション)
ノールックパスは、フェイントの一種になる為、ディフェンスの意識の外を突けるかどうかが肝です。
騙す対象のディフェンスの予測や裏を付け入る高い想像力(イマジネーション)がパッサーには大切になります。
また、将棋の棋士の様に一手、二手先を瞬時に予測と判断をする先を見据える力も必要になるでしょう。
高いハンドリングスキル
ノールックパスを狙う上で、最低限のハンドリングスキルは必須です。
自在にボールを扱う余裕がなければ、綺麗なパスを行う所か、フェイントすらもぎこちなくなってしまいます。
もし、ハンドリングスキルに自信がない選手であれば、無理をしてノールックパスを狙わない方が良いでしょう。
ノールックパスを使うリスク
ノールックパスを使う上でのデメリットについて考えていきましょう。
パスコントロールの低下
パスの対象を見ないノールックは、必然的にコントロールが定まり難くなります。
特に、ノールックパスの代名詞でもある「バック・ザ・ビハインドパス」などの自分の体の後ろからボールを通してパスを送るスキルは、より安定性を欠く物になるでしょう。
ノールックパスを使う必要がないと感じた時は、受け手と視線を合わせて丁寧にパスを行いましょう。
味方との意思の疎通が必須
ノールックパスは、時として味方をも欺くパスになってしまいます。
仲間がキャッチをする準備が出来ておらずにパスを行なってしまうと、当然プレーは成功しません。
「ナイスパス」は、相手がキャッチをし、シュートを決めてこそ成立する事を理解しましょう。
ノールックパスは必ずしも安定的なパスを出せる訳ではないのだ!
使う状況を理解して挑戦してみよう!
さいごに
パスの奥義といえるノールックパスは、対象を見ないでパスをするだけでなく、周りの選手の動きやその先の進行方向への予測も大切になります。
初心者の人は、誰もが憧れるパススキルになりますが、基本が出来てこそ成功するパスだと認識をしましょう。
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